「踊る大捜査線」にも影響を与えたロボットモノ警察ドラマ
公開日:2012/1/28
機動警察パトレイバー (1)
ハード : PC/iPhone/iPad/Android | 発売元 : 小学館 |
ジャンル:コミック | 購入元:eBookJapan |
著者名:ゆうきまさみ | 価格:432円 |
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人気テレビドラマ「踊る大捜査線」にも影響を与えたといわれる、ロボットモノの警察ドラマです。
「パトレイバー」の「パト」は「パトロール」から、「レイバー」は「汎用(はんよう)多足歩行型作業機械」の意味で、この2つの言葉が組み合わされた造語。作中では「レイバー」と呼ばれます。機体のなかに、警視庁警備部の隊員である主人公などの人間が乗り込んで活動します。
ロボット自体はもちろん、社会背景が精緻に描かれているのが見事です。本作がほかのロボット作品と違うのは、登場人物たちが織り成す人間ドラマがメインであること。それを盛り上げるように、レイバーの迫力あるドンパチや活躍シーンがあります。
これからの教育は、理数系にもますます力を入れていく方向で考えられており、すでに、子どもが興味を持ちやすいロボットを題材にした「ロボット教育」が取り込まれている学校もあります。たとえば、小学校の段階からレゴブロックなどを部品に使い、プログラミングをして、実際に動かすところまでをする。そんな学校の取り組みが教育雑誌ほかで紹介されているのです。
学校外でも、民間企業主催で、子ども参加のロボット教育プログラムが人気を博しています。NHKとNHKエンタープライズが主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」や、文部科学省をはじめとした団体が主催する「全国高等学校ロボット競技大会」などのロボット競技大会も根強い人気。いずれのロボット教育も、生徒や学生たちの“サイエンスの目”を養い、知識や力を伸ばすのに効果を挙げています。
理論だけで学びが終わるのではなく、空想して、実際に作ったものがどのように現実世界で動くのか。『機動警察パトレイバー』は、科学が人間にどのような影響を及ぼすのかをシミュレートした、科学的なコミックと捉えることができるのかもしれません。
「パトロール」と「レイバー」で「パトレイバー」
主人公の泉 野明。レイバー候補生としては珍しい女性巡査
かっこいいデザインに胸アツ
乗り込んでみてワクワク (C)ゆうきまさみ/小学館