人気マンガ家27名による、オール新作読切のアンソロジー

更新日:2012/2/1

僕らの漫画

ハード : iPad 発売元 : Digital Catapult Inc.
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:600円

※最新の価格はストアでご確認ください。

もうとにかく豪華! な、プロ人気マンガ家たちによるアンソロジーなのであります。
東日本大震災のチャリティー企画としてたちあがったものですが、そこに集ったマンガ家さんは総勢27名(ノーギャラだそう!)。ver.1~3で総数380ページ(アプリ更新の形で配信されていましたが、今は一度のダウンロードで全作読めます)。しかもオール新作読切とくれば、買わないわけがありません。

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個人的にお目当ては、ヤマシタトモコさん(女の子同士の友情恋愛のお話でもう大好きでツボだった)、小玉ユキさん(月夜のボーイミーツガールのお話。きゅんきゅんした)、麻生みことさん(現代ものではないのは珍しくて得した気分)などだったのですが、あまり読んだことのないマンガ家さんのストーリーにぐいぐい引き込まれたりもして、新たな発見もたくさんありました。

このアンソロジーに参加しているマンガ家さん方はみな、キャリアも、活躍している雑誌などもバラバラ。ただ「おもしろい」というところで共通している方々ばかりです。そしてその「おもしろい」というベクトルはすべて同じ方向を向いているような気がしました。きっと、誰か一人でも好きなマンガ家さんが参加していれば、最初から最後まで存分に堪能できると思います。

App Storeをみれば詳細にあるのは「本気で読み応えのある漫画を、読者に…!!」の文字。そこに参加している方々の熱意がこもっていると思います。

読み終えてみて私が特に印象に残ったのは、とり・みきさん、さそうあきらさん、和田フミエさんでした(全部おもしろかったのが大前提)。たぶん、読む人によって「いい!」と思うものはそれぞれ違うでしょう。ぜひぜひこの出会いを体感してみてください。

見よ、この豪華執筆陣!(ver.1&2)

ver.3の執筆陣

小玉ユキさんの描くものって、ファンタジーではなくてもどこか幻想的です

村上たかしさんのお話はどこかとても懐かしい気分になりました