読書は進化する。持ってて良かったiPad!

公開日:2012/2/3

恐竜の行進

ハード : iPad 発売元 : Touch Press
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:200円

※最新の価格はストアでご確認ください。

みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。電子書籍の進むべき道を垣間見た中國卓郎です。

イ、イ、イ、インタラクティヴ! そうかインタラクティヴってこういう事か! って訳でイヤまさか自分が「インタラクティヴ」なんつ~シャレオツな単語を言い放つ日が来るなんて…ホント驚きましたよ人生ってエキサイティング!

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さてさて、本書は一見すると図鑑的な佇まいを漂わせとりますが、北極に暮らす恐竜達の越冬をテーマにした「物語」がまず主軸としてあります。全12章…と言ってもそれほど長くはなくサクッと読めちゃうくらいの分量なので、小説と言うよりは絵本に近いイメージです。ストーリーを読んでいる最中に気になった事柄があれば、画面タッチでいつでも呼び出せる資料がフォローしてくれます。これにより、図鑑を読んでいる時に生じる「脳が知識をグビグビ吸収していく快感」と同じ感覚が本書でも味わえちゃいます。そしてストーリーに登場する恐竜達(全11種類)の詳細な解説に加え、なかなかにクオリティーの高い3Dムービーがイマジネーションをこれでもかと煽る煽る!

大人から子供まで楽しめる内容になってますが、ワタクシが一番オススメしたいのは小さいお子さんをお持ちのお父さんであります。一緒に読んであげつつ、絶妙のタイミングで恐竜のムービーをドーン! 子供のテンションがドドドーン! なんて感じになったら素敵じゃありませんか。しかも途中で読み聞かせに疲れても大丈夫。文章をタッチすれば日本語音声で朗読してくれると言う配慮まで搭載されてますから! もちろん、お父さん以外の「これぞiPad! これぞインタラクティヴ!」な経験をされたい恐竜好きの方々にもぜひともお試しいただきたいです。

「読む」楽しさと「見る」楽しさの合わせ技、これこそが電子書籍最大の利点であり可能性でありましょう! そういう意味でも本書のような図鑑と物語が融合したスタイルはまさに最適なジャンルだと思います。ただ…レビュー時(2012年2月上旬)はBGMが再生されないという不具合が発生しているようで、その点は非常に残念でした。早期改善を望みます!

メインメニュー画面。子供でも直感的が可能だと思います

登場する全11種類の恐竜達をタッチすると…

詳細な説明やアニメーションが即座に閲覧できます