炸裂、「哭きの竜」「月下の棋士」の能條ワールド!

公開日:2012/3/5

翔丸 (1)

ハード : PC/iPhone/iPad/Android 発売元 : 講談社
ジャンル:コミック 購入元:eBookJapan
著者名:能條純一 価格:540円

※最新の価格はストアでご確認ください。

みなさん、お早うございますコンニチハ今晩は。将棋と麻雀は辛うじてルールを知っている程度な中國卓郎です。

そんな自分でも「哭きの竜」や「月下の棋士」には惹きこまれてしまいます。これは作者、能條さんの描く個性的なキャラクター達と独特な世界観にノックアウトされてしまうからでありましょう。もちろん、この「翔丸」にも完全ノックアウトにて完敗でした!

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中学二年の頃、竹田翔丸はイジメにあっていた。しかしある日、自らの右頬をカッターナイフで切り付けてから彼は変わるのである!…なんて感じに物語は始まります。

Q:何故、彼は自分の顔を切ったのですか? A:僕にはワカリマセン!

で、その後はとにかく切る! 周囲の「利用できる」と思った人物達の顔を、カッターナイフで一本線をひく様にとにかく切る! すると、切られた者達は翔丸に心酔してしまうのです。こうして「翔丸組」は急速にその勢力を拡大していきます。

Q:何故、顔を切られると心酔するのですか? A:僕にはワカリマセン!

15歳にして東大生の頭脳を凌駕していたと言われる翔丸は、ゲームを楽しむ様に着実に自身の野望に向かって突き進みます。そして…やがて彼の前に最大のターゲットが立ちはだかる!

Q:それは誰ですか? そしてラストはどうなりますか? A:言えません!

読んでいると様々な疑問が浮かぶのですが、あらゆる疑問を問答無用にネジフセル、圧倒的で濃厚な世界がそこには存在しています。個人的には翔丸の持つカリスマ性とその意味がサッパリ理解できません(笑)

しかしだからこそ逆に翔丸が気になって仕方がないと言う…これはつまり、まんまと彼の術中にハマっているってことなのでしょう。いやはやまったく…翔丸組はヤワじゃねぇ!


なんか…雰囲気スンゴイです

「とりあえず」なんて気持ちで欲しがられちゃタマリマセン!

もはや構図までもが問答無用な感じ

考えるな! 感じるんだ!…ってことです