ドラッカー流 なりたい自分になるための目標達成とモチベーションアップの秘訣
公開日:2012/3/5
もっと早くに出会いたかった本というものはなかなかない。
あの時にこの本を読んでいたら・・・「たら」「れば」なんて意味はないのだけれども、勉強がこの先の自分に何の役に立つのか?思春期の疑問に納得の解を出す大人はいなかったように思います。
タイトルのように「17歳」なんてすっかり遠い昔の私ですが、今の自分に役立つドラッカーの思想が詰まっていました。
ドラッカー通には物足りないかもしれません。多くのドラッカー本の良いこと取りした1冊で、ドラッカーって名前は知ってるけど、本は読んだことない人、今の仕事に行き詰っている人、目標を達成した人、部下を持っている人など社会人でも必要なメッセージが受け取れる内容です。
一番心が揺さぶられたテーマはchapter3『「目標をもっていきること」は、なぜ大切か』。
日々の膨大な業務で自分自身が何のために働き、何のために日々生きているのか分からなくなる時はありませんか? そんな時に明確な目標があれば毎日の単調な業務でも、同じことが繰り返される毎日だとしても、決して同じことの繰り返しもなく、意味は必ずあるのだと気づけるのです。
ドラッカーも多くの本を読み、ある本との出会いで気づき、決心したのだそうです。
「いかに年をとろうとも、けっして諦めずに、目標とビジョンをもって自分の道を歩き続けよう、そしてその間、失敗し続けるにちがいなくとも、完全を求めていこうと決心した」
私が印象深かったchapter3を中心にして5つの構成でまとめられています。①勉強の大切さ②仕事をする意味(自分の使命を見つける)③目標を持つことの大切さ④成果をあげる方法⑤自分の未来をどうするか。
マネジメント論なんて難しいことではありません。今を充実させて生きるために必要なエッセンスが詰まった、17歳から何歳になっても読めるドラッカー本です。
最初のページにあるあるこの一文でなんとなく救われる気分になるのは私だけでしょうか?
私が最も印象強く残ったchapter3
ドラッカーのメッセージ。この2つを心に留めておきたいですね