写真に癒されながら猫ともっと仲良くなろう!

公開日:2012/3/15

猫のほんね

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 中央公論新社
ジャンル: 購入元:電子文庫パブリ
著者名:野矢雅彦 価格:432円

※最新の価格はストアでご確認ください。

猫は誤解されやすい動物だと思う。
あの目つきが好きじゃないとかニンゲンになつかないとか、クールだとか言われる。そうじゃない。彼らとはルールが違うだけなのだ。まずは本書で癒されながら、そのルールを知って欲しい。きっと猫との付き合いが楽しくなるだろう。

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各ページに猫の写真が満載。それも仔猫写真のオンパレード。とにかくかわゆい! あざといほどかわゆい!…と思ったら獣医師の著者のほか、2人の写真家の名前が並列されているのを見て、納得。

さらに子どもでも読めるような平易な文章で、“猫が「喜ぶ」”、“猫が「おびえる」”、“猫が「無視する」”など、行動とそのときの「ほんね」を解説。写真を見ながらそのときの猫の「表情」や「動き」がわかる作りになっている。

内容的には、ほんの20~30分ほどで読み終わる。初めて猫を知りたいと思った人にはたくさんの発見があるだろう。会社の行き帰りでノラ猫さんを愛でるのが楽しみという人にもピッタリ。逆に長く猫を飼っている人や、深く学びたい人にはちょっと物足りないかもしれない。それでも、通勤電車などで気軽に猫のことを学びながら、写真を見て癒されちゃうことは間違いナシだ。

声をかけても無視されたり、聞こえていてもしらんぷりされたり…。でも、彼らがどうしてそうしているかがわかればもっと可愛くなる。「猫は家につく」「猫は三年の恩を三日で忘れる」なんてうそだってわかる。猫のほんねを知ればもっと仲良くなれる。猫とふれあわないまま人生終わるなんてソンだから、ね!


猫さんは臆病な動物ですね。驚いてますの写真ですー

こちらは明らかに怒ってますねー。近寄ったらいけませんねー

退屈してますねー。目で、身体で表現してますー。そしてそのときどうすればいいのか書いてありますー

縦画面だと写真が切れがち。横画面で見開きのほうがうまく調整できているのでストレスなく読めると思います

モバイル用に作成されているので写真の解像度が低いのは残念。でも読み込みは早いです