アニメ好きが選ぶ、2018年もっと評価されるべきアニメトップ10! 『ルパン三世 PART5』『ダブデカ』を抑えた圧倒的得票数の1位は……?

アニメ

公開日:2018/12/29

 2018年も間もなく終わり。今年もテレビアニメは毎クール50本を超える新作が生まれ、さらに劇場公開や配信限定の作品などもあり、例年に負けず劣らず楽しく過ごせたアニメファンも多いのではないでしょうか。

 ただしあまりの数の多さに、見逃してしまっている作品もあるでしょう。その中には未だ見ぬ名作もある可能性も……そこで今回は、年間100本以上のアニメを完走して楽しんでいる、“プロ視聴者”とも呼ぶべき10代~40代の50人(中には200本以上という人も!)に、「もっと評価されるべき」と感じたテレビアニメを1位から5位、劇場用アニメを1~2位まで選出してもらい、ランキングにしてみました。まずはテレビアニメの10位から4位まで、コメントとともにどうぞ!

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『宇宙よりも遠い場所』への評価がまだまだ足りない!?

10位:踏切時間(春クール)

「出落ちかと思いきや、毎回手を変え品を変え“踏切”を使ったシチュエーションコメディを展開してくれた」「ゴスロリ回で優勝」「真島さんはエロい」

公式サイト:http://fumikirijikan.com/

9位:メガロボクス(春クール)

「名作マンガを原案としながら大胆にリブート。史実からリブートした『ウマ娘』と合わせて春クールを語るのに外せない作品」「全部がかっこよすぎた」「元より面白いかも」

公式サイト:https://megalobox.com/

8位:鹿楓堂よついろ日和(春クール)

「普通に心温まるいい話が続いて驚く」「女性向けと思いきや、存外にほっこりとした気持ちになるカフェ的アニメ」

公式サイト:http://rokuhoudou-anime.jp/

7位:宇宙よりも遠い場所(冬クール)

「ニューヨークタイムズに評価されてもまだまだ足りない」「すでに評価を得ているけど、普段アニメを観ない層にも届くポテンシャルを感じる」

公式サイト:http://yorimoi.com/

6位:軒轅剣・蒼き曜(秋クール)

「秋クールの裏ダークホース」「中華系アニメの最高傑作。手に汗握る展開続き」「毎話メリハリのある構成。監督とシリーズ構成の手腕が光る作品」

公式サイト:http://xuanyuansword.net/

5位:プラネット・ウィズ(夏クール)

「熱さならほかの追随を許さない」「これ、2000年前後にWOWWOWで放送してたでしょ感」「キャラクターがとても魅力的。2クールでじっくりやってほしかった」

公式サイト:http://planet-with.com/

4位:音楽少女(夏クール)

「ED曲の歌詞に合わせて文字通りパズルが埋まっていく絶妙の構成」「ローファイながら、随所に昭和な熱血を感じさせる圧倒的脚本力に脱帽」「ゆるいギャグ、作画から予想外の鋭いストーリー、演出を展開しアイドルという概念の一例を描ききった傑作」

公式サイト:http://ongaku-shoujo.jp/

 トップ10で目を引くのは『宇宙よりも遠い場所』。国内での高評価は言うに及ばず、ニューヨーク・タイムズでもベストTV 2018 インターナショナル部門に選ばれていましたが、それでももっと多くの人に観てほしいという熱いコメントと共に票が集まりました。

 続いてトップ3の発表の前に、劇場公開アニメのトップ3を紹介します。

劇場作品も傑作揃いの1年に

同率3位:魔法少女リリカルなのは Detonation

「期待を大きく上回る素晴らしい仕上がり。制作陣に感謝しかない」「テレビシリーズのメインキャラに焦点をあてなかったことで、とても新鮮な印象に」

公式サイト:http://www.nanoha.com/

同率3位:あさがおと加瀬さん

「素朴ないい匂いがした」「これでもかと爽快に輝かしい純愛百合を描いた青春映画」

公式サイト:http://asagao-anime.com/

2位:リズと青い鳥

「少女たちの“関係”の描き方が非常に繊細で美しい」「テレビシリーズでまだ見せていない部分、さらに原作にさえない部分を見事に描いてくれて、これまで経験したことのない感動をもらえた」

公式サイト:http://liz-bluebird.com/news/

1位:劇場版 のんのんびより ばけーしょん

「沖縄でもチルアウトなタイム感は変わらず。石垣島の描写も秀逸」「若おかみは中学生!」「原作でも異質だった村の外に出る話を抽出し、劇場版としてとても丁寧にまとめた」

公式サイト:http://nonnontv.com/movie/

 こちらでは『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』が1位に。『のんのん』らしい緩さとノスタルジックの融合に心動かされた人が多かったようです。ほかにも劇場公開アニメでは『ニンジャバットマン』や『さよならの朝に約束の花をかざろう』『詩季織々』もトップ3に迫る人気ぶり。今年も豊作の1年だったと言えそうです。

 そして、いよいよテレビアニメのトップ3です!

必見の1位は2位にトリプルスコア!

3位:ルパン三世 PART5(春~夏クール)

「シリーズ回より単発回がよかったです」「大傑作。IT要素の使い方が素晴らしく、アニメを普段観ない人にも十分におすすめできる」「スピンオフ含め、ここ数年のシリーズの中でも最高」

公式サイト:https://lupin-pt5.com/

2位:DOUBLE DECKER! ダグ&キリル(秋クール)

「地味なのか『タイバニ』のようにはなっていないようですが、僕は好きです」「刑事モノのノリにアニメの演出が上手いこと融合している」「シリアスとギャグのバランスがいい塩梅」

公式サイト:http://dabudeka.com/

1位:LOST SONG(春クール)

「ここ数年で最大の意欲作。作品内外に張り巡らされた仕掛けで最高の視聴体験を得られた」「田村ゆかりと鈴木このみというキャッチーなキャスティング、中盤の怒涛の展開、最終回の演出など最初から最後までとことん楽しめた」「パシフィコ横浜国立大ホール」

公式サイト:http://lost-song.com/

 2018年の当ランキングは『LOST SONG』が1位となりました。なんと2位の『ダブデカ』にトリプルスコアと圧倒的なポイントを獲得しています。「ネタバレなしで語りづらいのがもどかしい」というコメントもありましたが、確かにあの見事な物語展開は新鮮な気持ちで観てほしいというのがアニメファンの人情というのもの。未見の人は、ぜひ情報をシャットダウンして観てみましょう。投票にご協力頂いた方々、そして何よりアニメに携わるすべての方々、本当にありがとうございました。

 最後に、惜しくもトップ10入りを逃した作品を20位まで公開。これらを含め、今回のランキングを参考に未視聴の作品をチェックするもよし、「○○が入っていない」など語り合うもよし。年末年始もアニメにまみれて過ごしましょう!

11位:ハクメイとミコチ
12位:AICO Incarnation
13位:ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-
14位:レイトン ミステリー探偵社~カトリーのナゾトキファイル~
15位:サンリオ男子
16位:刻刻
17位:天狼 Sirius the Jaeger
18位:ひそねとまそたん
19位:アンゴルモア 元寇合戦記
20位:スロウスタート

文=はるのおと