夢を叶えたい女性、必読！ 桂由美さんが伝授する「世界基準」の生き方

桂由美さんと言えば、ブライダル業界のパイオニア。気品があり、かわいさとセクシーさを併せ持つウエディングドレスは、女性なら誰もが憧れるものです。アラフォー女子の私も“夢見る乙女”だったころ、あんなドレスを早く着たいなぁと、夢を膨らましたものです。

そんな桂由美さんの著書のタイトルはなんと「世界基準の女になる！」。女性誌の見出しに、しばしば「○○の女に…」というのがありますが、その「○○」が「世界基準」というところが、さすがですね。

本書では、おとぎ話が大好きで夢ばかり見ていた女の子であった桂由美さんが、一歩一歩、着実に夢を実現していった様子が語られ、「誰にでも、夢は叶えられる」というメッセージが伝えられます。

「私にはきっと無理」と思いがちな読者にカツを入れるべく、桂由美さんはプロローグで「恵まれている条件もあれば、恵まれていないこともある」とし、ご自身を、多くのハンディがある中で夢を実現してきた人物としています。そんな中、桂由美さんにたったひとつだけあった誰にも負けない力は「快感エネルギー」だそうです。夢のために知恵や力を総動員し現実に変えていくことが、まさに「快感」だといういうのです。

第1章では「世界基準の仕事術」が伝授され、第2章では「世界基準の美」を作り出してきた桂由美さんの考える美の基準が披露されます。そして、第3章では「世界基準の出会い」の大切さが語られるのですが、桂由美さんは42歳のときにすばらしいパートナーにめぐり合い、幸せなご結婚をされていたんですね。

女性起業家のパイオニアでもある桂由美さんですが、エピローグのタイトルは「今はまだ夢の途中」。ブライダルへの、そして人生への情熱は、若手企業家に勝るとも劣らない勢いです。本書を読むと、「夢は叶うんだ！」と元気が出てきます。あらゆる年代の女性におすすめです。