のび太と恐竜ピーすけが登場するあの長編映画のえほん版
更新日:2012/4/25
ドラえもんの道具の中で、何が一番役立つのか。「四次元ポケット」はさすがに反則だとしたら、「もしもボックス」あたりがいいだろうな。「もしも〇〇だったら」でいろんなことを叶えられるし。
そんなことを考えるようになったら、もう大人ですね。「ドラゴンボール」の神龍に「願いを一つだけ叶えてやる」と言われたら「願いを一万個叶えてほしい」と頼むようなもんですね。
さて、そんな話とはあんまり関係ないのですが、今回は絵本アプリ「のび太の恐竜」をご紹介したいと思います。同名の映画が1980年と2006年に公開されています。ご存じの方も多いのではないでしょうか。
本作は、映画「のび太の恐竜2006」のDVD特別版に収録された特典映像を元に制作されたものだそうで、ストーリーはその一部を採用。のび太が恐竜のピーすけと出会い、そして別れに至るまでが描かれています。アニメ「ドラえもん」でのび太役を演じる大原めぐみがナレーションを担当。物語はのび太のモノローグで進んでいきます。
近所で恐竜の卵の化石を見つけてきたのび太は、それを「タイムふろしき」で、卵を生きた状態に戻し、ふ化させます。そして生まれた恐竜が「ピーすけ」。次第に大きく成長していくピーすけですが、町中の噂になってしまい…。最後にのび太が決心したこととは?
「助けてドラえもーん」といった、お決まりのシーンはなく、淡々と展開していく印象ですが、水彩(っぽい?)のイラストにはその方がマッチしているのかもしれません。アニメのドラえもんに慣れた子どもたちには新鮮に映ることでしょう。
唯一残念なのはページが切り替わって音声やイラストが再生される際に、画面が一瞬点滅すること。せっかくの名作なんだし、ぜひとも改善いただきたいものです。
淡い感じのドラえもんやのび太。アニメに慣れた子どもには新鮮に映るかもしれません
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