ドラッカーを自分の行動に、自分の組織に取り入れる最も早道の本!
公開日:2012/5/29
ユニクロ(ファーストリテイリング)の代表取締役会長兼社長である柳井さんの講演をお聞きしたことがありますが、彼は“ドラッカリアン(ドラッカーを信奉する人)”を代表する経営者であり、ご本人もそうおっしゃっていましたし、また実際に行われている経営戦略にも反映されています。
ドラッカーの教えである「われわれは何者なのかを明確にすること」というテーマにおいて、日本発の企業として日本らしいDNAを受け継いでグローバル企業にすること、そして「われわれはどこに向かうのか」についてビジョンを社内外に向けて発信していくことが大切だと述べていました。
本書の編著者である佐藤等さんは会計士ですが、ドラッカーの本を読む読書会を長きに渡って主宰されてこられた方。ドラッカーを理解し、いかに実践するためにどうすればよいのかについて、わかりやすく書かれています。
シリーズ第1弾の「思考編」では、「自らの強みを生かす者は仕事と自己実現を両立させること」、「焦点を合わせることによって自らの価値を組織の成果に変えること」(『経営者の条件』より)などといったドラッカーの金言を取り上げ、それをどう解釈したらいいのか、そしてどのように自分の行動に落とし込んでいけばよいのか、具体的な事例を挙げて解説しています。ドラッカーの言葉はこんな風にも理解できるんだと、すでにドラッカーを読み込んでいる人にも新たな発見があるのではないでしょうか。
ドラッカーの本は正直難しいと感じている方、すぐにビジネスに生かしたい方におすすめです。
目的を実感して仕事をしていますか? 分かっているようで難しい!
自分は知的労働者? 自問する方は多いのではないでしょうか
仕事の報酬は「成長」!
この1ページだけでも見入って考えてしまいます