“仕事は気合いと根性!”若いうちはなんとかなったけれど…
公開日:2012/6/11
頭・心・体が冴える、仕事リズムのつくり方 ― 質の高い睡眠と生活で自分を変える方法
ハード : Windows/Mac/iPhone/iPad/Android/Reader | 発売元 : クロスメディア・パブリッシング |
ジャンル:ビジネス・社会・経済 | 購入元:紀伊國屋書店Kinoppy |
著者名:ひとリズム研究会 | 価格:1,209円 |
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ここ数年、大卒では3割ほどの人が3年以内に離職しているというけれど、うっかり自分もその中に入ってしまった。働いていて辛かったことのひとつは、きちんと休める日が少なかったこと。土日の出勤も頻繁で、休日があったとしても、要領の悪い私は上手に心と体を休めることができなかった。
睡眠が足りてないからか? ストレスからなのか? 肌荒れが止まらず、顔はブツブツのボロボロ…(泣)。食欲もわかず、頭も思うように回らず、そして働く気力がなくなり、自信がなくなり…。次の職が見つからない不安よりも、今の状態を続ける不安のほうが大きくなって、会社を辞めることにした。
1日は誰でも24時間。だから3、4時間くらいの睡眠で十分な“ショートスリーパー”にずっと憧れていた。睡眠不足を続けていれば、いずれ慣れるのかと思っていたが、この本で「気合いと根性で無理していませんか?」と問われ…。やっぱり本当は、8時間は寝たい(笑)。そう言えば、どうして“寝ることが罪”なんだろう?
そんな疑問を持っていたときに、「生活スタイルをマネしたところで偉人たちのようにはなれません」という著者の言葉にハッとした。エジソンやナポレオンは睡眠時間が3時間程度だったそうだが、この分かりやすい表現で、長年の夢“ショートスリーパー”をいとも簡単にあきらめることができた。
人によっては、長く寝ていることでストレスが解消され、結果的に効率が良くなる。仕事と睡眠をはじめ、朝活、夜活、日中の過ごし方など、話題の情報を鵜呑みにしても、上手くいく人ばかりではないことを、著者がわかりやすく説明してくれている。「一見良さそうな方法であっても、現実の生活で誰にでも実行できるとは限りません。個人差があることを知ったうえで自分にとっての最適解を求める…この知的作業こそが大切であり…」と著者がいうように、自分をよく知り、そのときそのときに合った生活のリズムを作っていくことがいちばん大切なことなんだろう。
とりあえず私は、まずはいっぱい寝ることにしよう…。
気合いと根性で何とかなると思っていました…
自分にちょうどいい睡眠時間と生活習慣は自分で見つけることが大事なんですね!
確かに! マネしたところで、エジソンやナポレオンにはなれない
生活習慣の改善を目標にしちゃダメなのね
まずは“ワクワク”する「自分の」目標を見つけなきゃ