謎のソフトで変身っ！？ 大好きな先輩のために、私、アイドル頑張っちゃいます！

書籍のサイトで見つけて、懐かしさから購入。小学生の頃読んでハマってました、『電脳少女☆Ｍｉｎｋ』！
ちなみに「電脳少女」と書いて、「サイバーアイドル」と読みます。

主人公・白石みんくは、芸能界に憧れる中学2年生の普通の女の子。ある日、未来から来た謎のCD-ROM『WANNA-BE（ワナビー）』の力で、アイドルに大変身！ 正体を隠し、「Mink（ミンク）」として芸能界デビューすることになります。突然のテレビ出演や、先輩アイドルからの嫌がらせ、憧れのイケメンアーティスト・イリヤと急接近したりと慌しい毎日を送りますが、友達の協力を得ながら前向きに頑張っていきます。すべては、大好きな先輩のために…。

懐かしさと、久しぶりに「アイドル変身もの」そして「芸能人との恋愛もの」が読みたかったのもあってこの本を手に取ったのですが、読み始めてみると恋愛相手がマネージャーだったのでビックリしました（笑）。てっきり物語に登場する芸能人のイリヤくんと恋愛するものだと思っていたので…。もう10年も前に読んだマンガだから、記憶違いしていたみたいです。

そのMinkのマネージャーである“モトハル”は、父親が失踪したせいで、借金だらけの弱小芸能事務所を一人で支えることになった高校生の男の子です。事務所唯一のアイドルMinkを守るためなら、たとえ火の中水の中！自分を省みずどんなこともやってしまう熱血ボーイであります。

そんなモトハル（みんくは「先輩」と呼んでいます）にもともと片思いしていたみんくは、先輩を助けるためにアイドルをやることに決めるのですが、どんなに先輩に近づけても、側にいるのは「みんく」ではなく「Mink」。CD-ROMでアイドルに変身している…なんていう訳にもいかず、「みんく」としてなかなか先輩に想いを伝えられません。それでも頑張ってアタックするんですけど、「アイドルのMink」しか見えていないモトハルの鈍さが、なんとも笑え…じゃなくて、もどかしい（笑）

そんななかで、Minkにイリヤくんがアタックかけたり、未来からWANNA-BEの創造主と名乗る人物が出てきたりと、ハラハラドキドキの展開が繰り広げられます！ でもラストは、王道の少女マンガらしいハッピーエンド♪私的には「これぞ究極のハッピーエンド！」と思える終わり方だったので、読み終わりもスッキリ。アイドル・変身・恋愛・可愛い衣装＆アイテムなど、女の子が好きなものが盛りだくさんの内容で、読んでいてとても楽しい作品でした。

最近はティーン向けの胸がキュンと切なくなる少女マンガを読むことが多かったので、こういう女の子向けの王道少女マンガが、新鮮でとてもおもしろかったです。昔読んでたようなベタな少女マンガが読みたい、変身ものの可愛いマンガが読みたいという人に特にオススメ☆ ぜひ読んでみてください！