吸血姫の悲劇よ、もう1度…

ファンの方には申し訳ないのですが、僕は本作の前日譚である「月姫」をPCゲームではなく、アニメ版で視聴した人間なのでまずはその点ご容赦を。そして本作はそのノベルゲームから格闘ゲームへとジャンルを変えた後日譚の漫画版ということになります。ゲームに触れていない僕からすれば、今回の漫画版は「MELTY－BLOOD」という作品に初めてお目にかかるものでした。

その続編具合が1番出ていたのは、シオンという少女で魔術教会の錬金術師です。主人公の遠野志貴のいる街に彼女が訪れた理由は1年前の惨劇を回避するためだと言います。その惨劇というのは、吸血鬼「死徒」と呼ばれる化け物のバイオハザード状態です。ここ数日1年前に似た事件が多発するようになり、その調査に来たということになっているのですが真相はいかに…と。
何とも気になるではないですか。

はてさて、「月姫」から続く遠野ハーレムにまたひとり女の子が加わったようなのですが、その1年間も相変わらずなようで何だか安心しました。秋葉からは厳しく監視され、アルクウェイドの気まぐれに振り回され、シエル先輩からは子供扱いされて、ハーレムと言うにはなかなかに気苦労が絶えない人生を送っておられるようで何よりです(笑)。

ただ、事件は起こり始めたばかりの第1巻です。これから何が起きてどうなってしまうのかはこれからのお話ということで、僕も是非続きを読んでみたいと思います。アニメから入ったもので、やはりアルクウェイドに思い入れがある分個人的には1巻のアルクウェイド成分が不足しております。
というかまだちゃんと登場すらしていないのはどういうことなのか、正直彼女の登場のためだけに次巻の購入を検討している小生なのでした。