芥川龍之介が女性たちに送ったラブレターが恥ずかしすぎる件/『文豪どうかしてる逸話集』④

文芸・カルチャー

公開日:2019/11/12

誰もが知っているあの文豪に、こんな意外な一面があった!? 太宰治、芥川龍之介、夏目漱石、川端康成など、名作の生みの親の「どうかしてる」逸話を一挙紹介!

『文豪どうかしてる逸話集』(進士素丸/KADOKAWA)

芥川龍之介】(1892~1927)

かなりナンパなスーパースター

 1892年、東京生まれ。

 母親が病弱だったため、幼少の頃に母方の実家「芥川家」に預けられた龍之介は、母親代わりの伯母に迷惑かけまいとひたすら勉強し、東京帝国大学(現在の東京大学)へ入学。そこで出会った、菊池寛(のちに芥川賞を設立)をはじめとする仲間とともに文学活動を開始する。また、夏目漱石主宰の勉強会にも顔を出すようになる。

 売れっ子作家になってからは、自分の家族だけではなく姉の家族やその義父家族まで養う羽目になるなど、意外と苦労人である。

 犬は大の苦手だが、猫は好きでたびたび作品にも登場させている。

代表作

『羅生門』(1915)

天災や飢饉でさびれすさんでいた京の都。荒れはてた羅生門に運び込まれた死人の髪の毛をひきぬいている老女と、それを目撃した男の問答。
まだ無名だった芥川が大学在学中に書いた作品。

『鼻』(1916)

あごの下までぶらさがる、見苦しいほど立派な鼻を持つ僧侶が、その鼻をなんとか短くしようと悪戦苦闘するお話で「人の幸福をねたみ、不幸を笑う」人間の心理をとらえた作品。
この小説で芥川は、夏目漱石からの絶賛を受けた。

『蜘蛛(くも)の糸』(1918)

暗い地獄で天から垂れてきた蜘蛛の糸を見たカンダタは、この糸を登れば地獄から出られると考え、糸につかまって登り始めるが……。
芥川龍之介初めての児童文学作品。