『お客さん物語 飲食店の舞台裏と料理人の本音』(稲田俊輔/新潮社)第1回【全5回】 飲食店の裏側の生々しい話や、料理人ならでは熱い思い、お客さんとお店の本音など、1話…
文芸・カルチャー
2023/9/19
NHK取材班 杉田宙矢・木村龍太『日本一長く服役した男』(イースト・プレス)は、NHK総合で放送されたドキュメンタリー番組を下敷きにした書物だ。番組はタイトル通り、61…
社会
2023/9/10
太平洋戦争の激戦地・硫黄島。「この島を奪われたら、起点にされて本土爆撃が激化する」との危機感から、アメリカ軍を食い止めるために決死に戦った日本の守備隊2万3000人…
社会
2023/8/13
情緒障害児教室の教師を務めるトリイと、貧困・虐待など様々な問題を抱えていた少女シーラとの交流を描いた物語『シーラという子』には、続編がある。トリイ・L・ヘイデン…
文芸・カルチャー
2023/8/11
凄惨な事件の報道、止まらない物価高、SNSに集約される人間関係、若年層にも広がる孤独死。周囲にあふれる社会課題をはじめ、さまざまな要因から「生きづらさ」を抱える人…
文芸・カルチャー
2023/8/9
多くの人は親から愛情を受けて、生きるために必要な自己肯定感を育む。しかし、中には親から虐待を受け、自尊心を粉々に砕かれる人間もいる。永田豊隆氏によるノンフィク…
暮らし
2023/8/8
1973年生まれのライター・速水健朗の『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』(東京書籍)が著者の同世代史を綴った本だと知り、即刻落手した。74年生まれの筆者に…
暮らし
2023/8/8
あなたは「講談」を聞いたことがあるだろうか?講談とは寄席などで楽しめる伝統的な大衆演芸のひとつで、武将や偉人など歴史にちなんだ話を講釈師がひとりで読んでいく芸…
文芸・カルチャー
2023/8/4
「なんもしない人(僕)を貸し出します。(中略)飲み食いと、ごく簡単なうけこたえ以外、なんもできかねます」 レンタルなんもしない人(以下、レンタルさん)が、人間レ…
暮らし
2023/7/27
「夜の歌舞伎町では、上から人が落ちてくるから、気を付けて歩かないと危ない」――これは歌舞伎町に通う人なら、一度は聞いたことがあるはずの警告だ。実際、2018年には、…
社会
2023/7/21
子どもが産まれるとき、誰もが「五体満足で健康な我が子であってほしい」と願うはず。しかし、治療が難しい難病を抱えて産まれてくる子が一定数いるのも事実だ。 本書『産…
文芸・カルチャー
2023/7/16
「離婚するのは結婚の100倍疲れる」――。離婚経験者から、そんな言葉を聞いたことがある。結婚も離婚も“新たな門出”だが、結婚に比べればネガティブな要素も多く、離婚する…
暮らし
2023/7/14
あなたが自由に使える1万円を手にしたらいったい何をするだろう。ある人は新しい服を買ったり、靴を買ったり、あるいは本やマンガを買ったり、焼肉やお寿司を食べに行った…
暮らし
2023/7/1
カナダで、がんになった――。直木賞作家・西加奈子氏の最新刊『くもをさがす』(河出書房新社)は、同国で乳がんとコロナに罹患した彼女によるノンフィクション作品だ。西…
文芸・カルチャー
2023/6/17
映画監督のギレルモ・デル・トロ監督やJ・J・エイブラムス監督なども訪れるサブカルの聖地として知られる、東京・中野駅前にある中野ブロードウェイ。地下1階から地上4階…
文芸・カルチャー
2023/6/12
「西加奈子」という作家の物語に、これまで幾度となく救われてきた。『さくら』にはじまり、『漁港の肉子ちゃん』、『iアイ』、『きりこについて』、『きいろいゾウ』、…
文芸・カルチャー
2023/6/2
“誰もあたしを痛めつけることはできないんだよ。あたしが泣かなければ、あたしが痛がってることはわからないでしょ。だからあたしを痛めつけることにはならないんだよ。” …
文芸・カルチャー
2023/5/31
日本で暮らすごく一般的な人々が「ウクライナ」という言葉から連想する事柄が変化し、小さな子どもでもウクライナという国名を知るようになってから、1年以上が経ちました…
社会
2023/4/27
親しい人や大切な人を看取り、見送ることは、何度経験したところで慣れるものではない。誰かを喪った後、涙が枯れるまで泣いて忘れたと思っても、思い出さないよう心に頑…
文芸・カルチャー
2023/4/11
“そばにいるあなたも無傷ではない” カミーユ・エマニュエル氏によるノンフィクション作品『跳ね返りとトラウマ』(吉田良子:訳/柏書房)の帯を見た瞬間、“読まなければ”…
暮らし
2023/4/6
小さな勇気を出すか迷う瞬間が、日常の中には多くある。例えば、友人や恋人の鼻から鼻毛が出ている時。教えてあげたいけれど、その指摘はタブーのような気もして、もどか…
文芸・カルチャー
2023/3/16
数年前、旅行で日光を訪れた。日光東照宮やら温泉やらを楽しみながら、なんだかこの土地の持つ不思議な「どっしり感」が印象に残っている。 実は、日本で最も長い歴史を持…
暮らし
2023/3/14
大人になったら馴染みの店を作って足しげく通うもの――そんな風に考えていた時期が私にもあった。家でも仕事場でもないリラックスできる場所がほしくて、バーやスナックで…
マンガ
2023/3/13
親の望む「子ども」像が、今の自分とかけ離れている。進路を選ばせてくれない。将来の夢について話すと大反対される……。 中高生時代にこういった感情を抱く人は決して少な…
社会
2023/3/4
高校生活の終わりごろ、祖父が『平家物語』の文庫本をくれた。古いそれは、長く祖父の本棚に並んでいたのだろう。うれしく受け取ったものの、大学受験が終わったばかりで…
文芸・カルチャー
2023/2/28
国境なき医師団創設者のひとりである父。公法学者でフェミニストの母。著名な政治学者で憲法学者の継父。一見、知的で華やかな家庭で起きた「性的虐待」の事実を、被害者…
社会
2023/2/28
2022年10月1日、“燃える闘魂”アントニオ猪木の命の灯がしずかに消えた。指定難病・心アミロイドーシスを発症しながらもYouTubeなどで、懸命に生きることの大切さを発信し…
エンタメ
2023/2/14
1976年から1986年までテレビ朝日で放映された『水曜スペシャル』。その中でも型破りな発想とインパクトの大きな映像で異彩を放っていたのが『口浩探検隊』シリーズだ。そ…
エンタメ
2023/2/14
2002年3月、ひとりの少女が監禁先から祖父母のもとへ逃走し、警察に保護されたことがきっかけとなって恐るべき残虐な事件が発覚する。後に裁判官から「犯罪史上稀に見るよ…
文芸・カルチャー
2023/2/11
2022年2月、ネット上で「現金3400万円を残して孤独死した身元不明の女性、一体誰なのか」という前後編の記事が話題になった。官報に掲載された数行の行旅死亡人(病気や行…
社会
2023/2/1
人気記事をもっとみる
レビュー
愛のない契約結婚が辛くて離婚を決意したけど… 口下手社長のギャップにときめく『冷徹社長の執愛プロポーズ』
PR
レビュー
「シュトレン」などスイーツで描かれる物語。インスタで評判になり、早くも続刊が登場した『ものがたり洋菓子店 月と私 ふたつの奇跡』
PR
レビュー
100均のしゃもじで小顔が作れる? 体全体のコリをほぐして頑張らずに小顔を作る方法とは
PR
レビュー
10万部突破 養老孟司氏の集大成的1冊。変化し続ける世界をうまく生き抜く哲学本『ものがわかるということ』
レビュー
花澤香菜、小林千晃らでTVアニメ化『花野井くんと恋の病』。恋を知らない少女と愛が重いピュアな少年のラブストーリー