近年、時代劇のドラマが少なくなったと言われる。もちろん、NHKでは大河ドラマが通年放送していて、BSチャンネルでも時代劇が制作されている。しかし、「年末年始と言えば…
文芸・カルチャー
2024/2/13
雑貨や衣料品などで、時折見かける「草木染め」。その名の通り、草木=植物を染料にして生地を染める昔から伝わる技法で、自然由来のやさしい色合いが印象的だ。気が付け…
文芸・カルチャー
PR2024/2/10
“少しだけ、人の股座の臭いに似ていると思う。命の匂いだ” 読み初めてすぐに現れた言葉で、この小説は傑作だと確信した。 河﨑秋子さんの『ともぐい』(新潮社)が第170回…
文芸・カルチャー
2024/2/9
「一日百円」でなんでもあずかってくれる「あずかりや」。そんなお店がもしあったなら、何をあずけるだろう。 大山淳子氏による人気シリーズ「あずかりやさん」の第五弾と…
文芸・カルチャー
PR2024/2/9
今年で30年の歴史的な節目を迎えるライトノベルの登竜門、第30回電撃小説大賞。応募総数4467作の栄えある頂点に輝いた《大賞》受賞作『魔女に首輪は付けられない』(夢見…
文芸・カルチャー
2024/2/9
打ち明けておこう。私は片思いをしている。この恋のヒントになるかもしれない、と考えて、布施琳太郎『ラブレターの書き方』(晶文社)を手に取ったわけである。やや難解…
文芸・カルチャー
2024/2/8
ある日、知らない間にチワワのピンバッジがつけられたという呟きがネットに溢れた。この奇妙な事件は「チワワテロ」と呼ばれ、主人公・琴美の想い人もテロの被害者となり…
文芸・カルチャー
PR2024/2/6
「名探偵」といえば、シャーロック・ホームズ。ロンドンはベーカー街で暮らすこの名探偵の名を知らない者はいないだろう。助手・ワトソンが伝えるその活躍は、あまりにも…
文芸・カルチャー
PR2024/1/31
“こわい”ってなんだろう。 急に大きな音が鳴る、熊や蛇などに遭遇する、といった本能的なもの。幸せな日常が徐々に壊れる、頭がどんどんおかしくなる、といった心理的なも…
文芸・カルチャー
2024/1/30
やっぱり、こんなにスカッとさせられる物語は他にはない。池井戸潤による国民的大人気シリーズ「半沢直樹」。堺雅人主演でドラマ化されたことでも知られるこのシリーズは…
文芸・カルチャー
2024/1/29
ありとあらゆることに苛立ち、世界を呪い、地球全体にガンを飛ばしているような中学生。それが、小泉綾子氏『無敵の犬の夜』(河出書房新社)の主人公・界である。本書は…
文芸・カルチャー
2024/1/27
昨年4月に刊行された『ユリイカ 特集=〈フィメールラップ〉の現在』で、とりわけ目を惹いたのが、実在の音楽家の名前が登場する短編小説『Planet Her あるいは最古のフィ…
文芸・カルチャー
2024/1/26
全身を駆け上がるゾクゾクとした震え。叫び出したいような、逃げ出したいような恐怖を抱きながらも、それでも怖いもの見たさ、ページをめくる手が止められない。この世と…
マンガ
2024/1/26
道行く誰かに、知らないうちにチワワのピンバッジをつけられていたら、どう思うだろう。かわいい、けれどちょっと怖い。やろうと思えばバッジの針で刺すこともできたはず…
文芸・カルチャー
PR2024/1/26
人の感情はよく正負であらわされる。喜びや楽しさは正、悲しみや怒り、憎しみは負といったように。世界平和を望むなら、悲しみや怒りは生み出されない方がいいだろう。日…
文芸・カルチャー
2024/1/21
純愛を題材とした多くの作品は、主人公とヒロインの運命的な恋愛が、困難を乗り越えた後、永遠に続くかのように描写される。私が定期的に漫画雑誌を買っていた1990年代半…
文芸・カルチャー
2024/1/8
薬物中毒や自殺未遂などの荒れた私生活を私小説として昇華し、数々の名作を残した太宰治。未完ながら彼の精神性が垣間見える作品のひとつに『火の鳥』があります。本稿で…
文芸・カルチャー
2023/11/28
この記事には不快感を伴う内容が含まれます。ご了承の上、お読みください。 『わが闘争』は20世紀最大の独裁者、悪人と言われるアドルフ・ヒトラーが、自身の思想を書いた…
文芸・カルチャー
2023/11/27
『阿Q正伝』は中国の作家・魯迅が強いメッセージを込めて書いた名作小説です。無知という罪を問いかける内容は、現代にも通ずる部分がたくさんあると思います。本稿では魯…
文芸・カルチャー
2023/11/26
『古事記』は、我が国の最も古い書物として知られ、歴史の教科書で名前を知る人も多いかもしれません。アマテラス、スサノオ、ヤマトタケル…、と聞いたことはあるけれど、…
文芸・カルチャー
2023/11/25
『白鯨』という小説をご存じでしょうか。まだ捕鯨が盛んに行われていた頃のアメリカを舞台にした長編小説で、作者のハーマン・メルヴィルが捕鯨船の乗組員であった経験を…
文芸・カルチャー
2023/11/24
『江戸POP道中文字栗毛』(児玉雨子/集英社)第6回【全6回】 作詞家で小説家の児玉雨子氏が、江戸文芸の世界を現代の視点で読み解いた話題作! 俳諧と現代ポピュラー音楽…
文芸・カルチャー
2023/11/3
『江戸POP道中文字栗毛』(児玉雨子/集英社)第5回【全6回】 作詞家で小説家の児玉雨子氏が、江戸文芸の世界を現代の視点で読み解いた話題作! 俳諧と現代ポピュラー音楽…
文芸・カルチャー
2023/11/2
童話『オオカミ少年』がどんな話だったか、あなたは思い出せますか? 近年の絵本などでは、別の邦題が与えられている場合も多くあります。本稿ではあらためて、よく知られ…
文芸・カルチャー
2023/11/2
『江戸POP道中文字栗毛』(児玉雨子/集英社)第4回【全6回】 作詞家で小説家の児玉雨子氏が、江戸文芸の世界を現代の視点で読み解いた話題作! 俳諧と現代ポピュラー音楽…
文芸・カルチャー
2023/11/1
助けた鶴が猟師に恩返しをする『鶴の恩返し』は有名な昔話ですが、動物が動物に恩返しをするお話があったことはご存じでしょうか? 『ねずみの恩がえし』は小さな1匹のね…
文芸・カルチャー
2023/11/1
『江戸POP道中文字栗毛』(児玉雨子/集英社)第3回【全6回】 作詞家で小説家の児玉雨子氏が、江戸文芸の世界を現代の視点で読み解いた話題作! 俳諧と現代ポピュラー音楽…
文芸・カルチャー
2023/10/31
昔話の登場人物としては常連といえるたぬき。ほとんどの作品ではずる賢い・いたずら好き・たちが悪い、といったイメージで描写されていますが、『ぶんぶくちゃがま』に登…
文芸・カルチャー
2023/10/31
世の中が乱れ、道理がなかなか通らないことを「正直者は馬鹿を見る」と言うことがあります。一方で「正直者は得をする」という教訓を含んだ物語は古くからみられ、『金の…
文芸・カルチャー
2023/10/30
『江戸POP道中文字栗毛』(児玉雨子/集英社)第2回【全6回】 作詞家で小説家の児玉雨子氏が、江戸文芸の世界を現代の視点で読み解いた話題作! 俳諧と現代ポピュラー音楽…
文芸・カルチャー
2023/10/30
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10万部突破 養老孟司氏の集大成的1冊。変化し続ける世界をうまく生き抜く哲学本『ものがわかるということ』
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花澤香菜、小林千晃らでTVアニメ化『花野井くんと恋の病』。恋を知らない少女と愛が重いピュアな少年のラブストーリー