『うるさいこの音の全部』 (高瀬隼子/文藝春秋) 2022年『おいしいごはんが食べられますように』(講談社)で第167回芥川龍之介賞を受賞した小説家・高瀬隼子さん。2023…
文芸・カルチャー
2023/10/20
外野はうるさい。ペチャクチャと好き勝手に物を言う。「いや、それは違う」「やめてくれ」と言いたくても、そういう時、決まって自分のノドはカラカラに渇いて、何も言え…
文芸・カルチャー
2023/10/10
提示された謎は、論理的に解き明かせるのか、それとも心霊現象や怪異などの超自然的要素を含んでいるのか。本格ミステリーとオカルトの境界線上を行き来し、読者の価値観…
文芸・カルチャー
2023/9/21
「結婚」とはなんなのだろう。広辞苑は「男女が夫婦となること」とそっけなく、ほぼ同じ意味の「婚姻」を引けば「一対の男女の継続的な性的結合を基礎とした社会経済的結…
文芸・カルチャー
2023/8/25
青くさくも愛おしい自分語りが紡ぎ出す、青春のひととき。そのまばゆいほどのきらめきに、胸がいっぱいになる。どうしようもない懐かしさと、切なさと、痛み。大人になっ…
文芸・カルチャー
2023/8/6
泥がついた心を、まっさらに洗い流してくれる――。作家・瀬尾まいこ氏の作品には、そんな温かさがある。本屋大賞を受賞し、映画化もされた『そして、バトンは渡された』(…
文芸・カルチャー
2023/8/3
日本で一番、歴史と文化が詰まった町といえば、なんといっても「京都」だろう。いまや国際的観光都市でもある京都には世界中から観光客が集まり、有名寺院では日本人の姿…
文芸・カルチャー
2023/8/3
あの米澤穂信氏が、ついに警察を舞台にした本格ミステリーを生み出した。米澤氏といえば、『氷菓』(KADOKAWA)に始まる「古典部」シリーズで大ヒットを飛ばしたほか、『…
文芸・カルチャー
2023/7/25
度肝を抜かれるとは、こういうことをいうのだろう。そんな風に思わされた小説が『ノウイットオールあなただけが知っている』(森バジル/文藝春秋)。第30回松本清張賞を受…
文芸・カルチャー
2023/7/5
10月13日、岩井俊二監督の待望の新作映画『キリエのうた』が公開されることになった。「歌だけが居場所だった」――印象的なコピーが目を引く本作は、歌うことでしか“声”を…
文芸・カルチャー
2023/7/5
人の心は複雑だ。ひとりで生きていきたいと願う強さと、何かにすがらなければ生きていけない弱さを抱えている。特に愛や恋が絡むと心は大きく乱れ、隙間ができる。『もっ…
文芸・カルチャー
2023/6/29
人気漫才師、タレント、司会者、元参議院議員、そしてなにより愛妻家……いくつもの顔を持つ西川きよし氏。2020年には漫才師として初めて文化功労者に選出されるという偉業…
文芸・カルチャー
2023/6/28
何も知らずにいた自分をもっともっと叩きのめしてほしい。ページをめくりながら、そう思ったのは初めてのことだった。純文学とは、常に私たちに知らなかった世界を教えて…
文芸・カルチャー
2023/6/22
世界を席巻しつつある、アメリカのオープンAI社による人工知能を駆使したチャットサービス「チャットGPT」。人間の代わりに“何ができるか”と期待する声もある一方、どのよ…
暮らし
2023/6/20
いつまでも、若々しく健康でありたいと願うのは人として自然なこと。そして、健康を願うほど、具体的にどんなことに気を付けたらいいのだろうという疑問は膨れあがってい…
健康・美容
2023/6/20
『まほろ駅前多田便利軒(文春文庫)』(文藝春秋)は、三浦しをん氏の代表作である。2006年に単行本が刊行され、直木賞を受賞。永山瑛太と松田龍平を主演として映画化、…
文芸・カルチャー
2023/6/14
映画監督のギレルモ・デル・トロ監督やJ・J・エイブラムス監督なども訪れるサブカルの聖地として知られる、東京・中野駅前にある中野ブロードウェイ。地下1階から地上4階…
文芸・カルチャー
2023/6/12
俳優で長年ラジオパーソナリティもつとめる毒蝮三太夫さんが「70歳以上が抱えている悩み」と「70歳以上の身内にまつわる悩み」に答えるWEBの人気連載がついに書籍化。87歳…
暮らし
2023/6/8
なぜ「勉強」しなければいけないのか――子どもから、こんな疑問をぶつけられたことはないだろうか。「将来に役に立つから」ともっともらしく答えてはみるものの、「本当の…
文芸・カルチャー
2023/6/7
運命の恋に憧れたことはあるだろうか。前世からの因縁で、いくたび生死を繰り返しても、どんな姿かたちをしていても、必ずめぐりあって恋に落ちる。とてもロマンティック…
文芸・カルチャー
2023/5/25
どんな命にも限りがあり、別れの日は必ずやってくる。そう分かっているのに、大切であればあるほど愛する者の死が怖い。例えば、ペットという小さな家族の死。大の猫好き…
暮らし
2023/5/18
ジェーン・スー氏の『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)は、スー氏が敬愛する13名の女性へのインタビュー集。登場するのは、エッセイスト、美容ジャー…
文芸・カルチャー
2023/5/11
2023年5月9日(火)、作家の佐伯泰英氏による小説『奔れ、空也 空也十番勝負(十)』(文藝春秋)が発売。本作をもって、2017年から続いた時代小説シリーズ「空也十番勝負…
文芸・カルチャー
2023/5/9
このほど、足掛け6年にわたって手がけてきた『文春WOMAN』でのインタビュー連載を、『闘いの庭咲く女彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)にまとめられたコラムニストのジ…
文芸・カルチャー
2023/5/2
もしも校則がなかったら、それに代わるものが“法律”だとしたら。髪型、靴下や下着の色、帰宅時の行動制限……。ブラック校則に悩まされる中・高校生は快哉の声を上げるかも…
文芸・カルチャー
2023/4/24
まもなくゴールデンウイーク。読者の皆さんの中にはこの1カ月ほどで、新しい社員を迎えた方や、新しい仕事場に入った方は多いと思います。ご紹介する『コンサルティング会…
ビジネス
2023/4/17
ロックバンド・THE ALFEEのリーダーとして知られる“タカミー”こと高見沢俊彦さんは、小説家・髙見澤俊彦として青春小説の『音叉』(2018年、文藝春秋)と大人の愛を描いた…
文芸・カルチャー
2023/4/15
その華々しい活躍をリアルタイムで見ていなくても、中森明菜の名前は広い世代に知られているし、曲を聴けば「ああ、あれ」と口ずさめる人も少なくないだろう。けれど今の3…
エンタメ
2023/4/11
テレビやネットで報じられる日本経済の問題は、大企業に関する話題であったり、統計やデータに関する情報だったりして、身近な問題としてイメージしにくいだろう。しかし…
ビジネス
2023/3/31
恋は苛烈なものだと、突然火がついて身を焼き尽くすものだと、幼い頃はそう思い込んでいた気がする。だが、恋には人それぞれの形がある。じっくりじんわりコツコツと。大…
文芸・カルチャー
2023/3/29
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10万部突破 養老孟司氏の集大成的1冊。変化し続ける世界をうまく生き抜く哲学本『ものがわかるということ』
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花澤香菜、小林千晃らでTVアニメ化『花野井くんと恋の病』。恋を知らない少女と愛が重いピュアな少年のラブストーリー