古典落語の名物キャラ「与太郎」はなぜモテる? 立川談慶による落語&トーク&サイン会開催決定

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/12

落語界からの名物キャラクターから生き方を学ぶ、『なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか 落語に学ぶ「弱くても勝てる」人生の作法』が2017年5月18日(木)に発売され、刊行を記念して著者・立川談慶による落語&トーク&サイン会が開催される。

落語の名物キャラクター「与太郎」といえば、間抜けな失敗をしでかす「愚か者」の代名詞。ただ、与太郎はなぜか頭のいい人よりも愛されたり、困った時に助けてもらえたり、ひょんなことから利益を得ることが多い。そんな彼を立川談志は「落語は人間の業の肯定。与太郎はバカではない」と説き続けてきた。そんな談志の教えに沿って、立川流真打ち・談慶が、同書でその生き様を探るべく江戸時代に遡り、「与太郎」という古典落語の住人から「生き方」を紐解いていく。

日本人が忘れてしまったマインドを面白おかしく学べる同書の刊行を記念して、落語&トーク&サイン会が2017年5月31日(水)に紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペースで行われる。同イベントでは、談慶が与太郎噺の代表的演目「金明竹」を披露。新刊にまつわる裏エピソードも来場者だけにこっそり公開する。

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落語ファンなら見逃せないイベントだが参加には整理券が必要で、先着40名となっているので注意が必要だ。談慶の落語に耳を傾けつつ、なぜ与太郎は賢い人よりモテたり成功したりするのか、謎解きをする気持ちで江戸時代のおおらかな世界を楽しもう。

立川談慶(たてかわ・だんけい)
1965年長野県上田市(旧丸子町)生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、(株)ワコールに入社。3年間のサラリーマン時代を経て、91年立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に2つ目昇進を機に、立川談志師匠に「立川談慶」と命名される。05年、真打ち昇進。慶應義塾大学卒業の初めての真打ちとなる。国立演芸場をはじめ、上野広小路などで数多く独演会を行うほか、テレビやラジオでも活躍。著書に『大事なことはすべて立川談志に教わった』『いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか』『「めんどうくさい人」の接し方、かわし方』など多数。

■『なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか 落語に学ぶ「弱くても勝てる」人生の作法』刊行記念落語&トーク&サイン会
日時:2017年5月31日(水)18:45開場 19:00開演
会場:紀伊國屋書店新宿本店8階 イベントスペース
参加方法:参加には整理券(先着40名)が必要
※整理券はなくなり次第配布終了
店頭配布:5月14日(日)10:00より、紀伊國屋書店新宿本店7階レジカウンターにて参加整理券を配布。7階レジにて『なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか~落語に学ぶ「弱くても勝てる」人生の作法~』(税込1,512円)を購入のうえ、参加整理券受け取り
電話予約:整理券に残部がある場合に限り5月15日(月)10:00より受け付け。電話で予約を行った場合はイベント当日までに7階レジカウンターで書籍を購入し整理券受け取り
公式ページ:https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20170512100023.html

※掲載内容は変更になる場合があります。