香港的同人即売会“コミックワールド香港36”コスプレレポート!

アニメ

更新日:2013/10/25

 前回のロサンゼルスレポートに引き続き、2013年8月24日に香港で行われた『Comic World香港36』の模様を写真と共にお届けしよう。

コミックワールドは、1990年代後半まで東京や大阪、札幌、仙台、福岡など主要都市でも定期的に開催されていたが、2008年8月3日の「コミックワールドin横浜49」を最後に終了、その後は海外に開催拠点を移した同人誌即売会である。


海外だと香港の他にも韓国、台湾で定期的に開催されているが、ここ数年で最大規模に成長するほど盛り上がりを見せているのが、ここ香港のコミックワールドだ。
香港では日本での開催が終了した2008年8月30日からスタートし、原則として年2回のペースで開催されている。2002年のCWHK13(Comic World Hong Kong)からは、会場を旺角(モンコック)の麦花臣室内場館から九龍サイドで最大規模のコンベンション施設である九龍湾国際展示中心に移し、今回も大いに賑わいを見せた。


特にアジア圏におけるコスプレ人気は特筆すべきものがあり、香港だけでなく、タイやシンガポールでも日本のコスプレ文化は非常にポピュラーとなり、すでに現地のポップカルチャーのひとつとして、幅広い世代に根付きつつある。

アジア圏でコスプレが受け入れられたのは、やはり地理的な近さだけでなく、同じアジアとして日本との文化的差異が比較的少ないこと、さらに日本文化を積極的に受け入れようとする「親日の国」が多いことがあげられるだろう。いまや日本のアニメは国境を越え、世界を超え、ほぼリアルタイムに近い速度で伝播し、拡散している。

そんなComic World香港36で見つけたコスプレイヤーを見ていただければ、いかにアニメに国境がないかお分かりいただけるだろう。































いかがだっただろうか? 香港のコスプレイヤーたちは。もちろん全体的なクオリティーは日本のコスプレイヤーに及ばないが、基本的に衣装を自作していることを考えると、年々レベルが上がってきているように感じる。

次回も機会があれば海外のコスプレ事情をレポートしたい。

(文・撮影=山本哲也)

<取材協力>
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