『劇場版まどか☆マギカ』の出口アンケート調査を敢行!リアルな感想はいかに?

アニメ

公開日:2013/11/4


 10月26日(土)に公開された『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』(以下『劇場版まどマギ』)みなさん、観に行かれましたか? 筆者も、ネタバレされないよう前日からネットからの情報を遮断し、ワルプルギスの夜を思い出させるような雨のなか(結局台風は逸れましたけど)、新宿の某映画館で観てまいりました。

 しかし「週末は予定があって」や「これまでの映画を観ていないから」「後でBlu-rayで観るからいいや」など、さまざまな理由でまだ観られていない人も多いはず。そこでそうした人達が行くべきかどうか判断材料のひとつとしてもらうため、上映後のお客さん30名に『劇場版まどマギ』の評価を聞いてみました。

 ちなみに今回の記事は過度なネタバレはなし。きわどい箇所は伏せ字にしております。未見の人も安心してご覧ください。

Q1.『劇場版まどマギ』は面白かったですか?
面白かった(25人)/普通(3人)/面白くなかった(2人)

 なんと支持率83%! 個人的には衝撃的な展開の連続でもっと賛否両論に分かれるかと思っていたので、意外でした。

Q2.新キャラクター・百江なぎさはアリですか?
アリ(24人)/ナシ(6人)

『劇場版まどマギ』で新しく登場する魔法少女の百江なぎさ(上にある画像の真ん中の少女ですね)。これまでの魔法少女よりかなりロリロリしていて人気が出そうでしたが、概ね好評のようです。

Q3.好きな魔法少女をひとり選んでください。
まどか(4人)/さやか(5人)/杏子(2人)/マミ(11人)/ほむら(6人)/なぎさ(0人)

 一般的にはほむらとまどかの人気が高く、以下マミさん、杏子、さやかと続く印象の『まどマギ』のキャラクター人気(ちなみに筆者はさやかが好きですので悪意はありません)。しかし映画を観た直後のせいか、マミさんやさやかにも票が集まりました。確かに『劇場版まどマギ』を観れば納得できるかもしれません。

 その一方で、なぎさは0票と少しツラい結果に。これまでの魔法少女の人気を食うには、もう少し活躍が必要だった!?

Q4.劇場版で一番印象に残ったシーンは?

 断トツで多かった回答が、CMでも暗示されていたほむらとマミさんの戦闘シーン(11人)。「劇場版らしいアクションシーン!」「ふたりのガン=カタがよかった」(カタナはなかったような……)と、今回最大の作画的見せ場に手に汗握った人は多かったようです。

 そのほかの回答は大きなネタバレになるので伏せ字ですが、「○○が『この瞬間を待っていたわ』と言うシーン」「○○の××姿」「○○がリボンを結ぶところ」など、『劇場版まどマギ』はやはり○○の印象が強かったようです。これはすでに観た人なら納得でしょう。

 あとは「魔法少女らしい△△シーンに吹いた」という人もいました。確かにあのシーンは『まどマギ』らしくなく、むしろ同日上映開始の『プリキュア』シリーズのようで印象的でした。

Q5.劇場でもう一度観たいと思いますか?
観たい(16人)/もういい(8人)/2回以上観に行きたい(4人)

 複数回観たいという人が過半数を占めました。かなり衝撃的なラストだけに「もう一度そこに至るまでをきちんと観直したい」というが多いのでしょうか。

Q6.『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』について、ほかに書きたいことがあれば書いてください。
 もっとも多かったのは「テレビ版がしっかり完結していたので蛇足になるのではと思っていたが、『こうきたか』と驚かされた」という趣旨の回答(8人)。実は筆者も観に行く前は「あんな綺麗な終わり方だったのに、何するんだろう」とそれほど期待していなかったのですが、さすが『まどマギ』スタッフは伊達じゃなかった!

 また「この終わりなら次もありそう」という回答も目立ちました(5人)。確かに、あの終わり方ならまだ色々と展開できそうですが、「『まどマギ』らしい衝撃的なラストでよかった」という人もひとりいました。

 調査結果をまとめると、『劇場版まどマギ』はテレビ版を好きだった人も満足できる、素晴らしい新作映画だったというところでしょうか。筆者個人的には物語(のオチ)は刺激的で楽しかったのはもちろんですが、各魔法少女の“美味しいところ”が随所にあって、『まどマギ』のキャラクターが好きだった人には特に満足度の高そうに感じました。今回の調査結果から興味を持った未見の人は、ぜひ劇場に足を運んでみてください。

(文=はるのおと)