「小説家になろう」のニコ生がスタート! 第1回から大盛り上がり!

アニメ

公開日:2013/12/21


2013年12月14日に、ニコニコ動画で「小説家になろう」の公式チャンネル生放送が行われた。初回の放送ということで、若干のハプニングもあったが、4,000人近くが閲覧、1万件近いコメントが寄せられ、第一回から大盛り上がりの放送となった。

司会を担当したのは、「少女病」のボーカルとしても活躍中の新人声優「中恵光城」こと“みちゅき”、そして生放送は初!という期待の新人声優「さいとうよしえ」こと“よっち”。今回、そのニコ生の様子を取材し、司会のお2人と作家1名にインタビューを行った。

番組内ではいくつかのコーナーが展開されたが、それぞれを紹介しよう。

<番組内で名場面を再現!? 読んでほしい小説発表>
最初のコーナーは、この2人が朗読してくれる小説紹介コーナー。21万作以上ある投稿作品の中から、最終的にアンケート機能で1作品が選ばれる。



お2人とも、とても新人とは思えない、さすがプロ!といった名演技を披露

<「作家さんいらっしゃい」のコーナー>
このコーナーは、ゲストの作家さんと、読者からの質問を交えたトークを繰り広げるコーナー。相野仁先生、気がつけば毛玉先生、蝉川夏哉先生、栖原依夢先生と会話が交わされた。どの先生のお話もためになるものばかりだったが、今回はこの中で、生出演されていた蝉川先生についてご紹介しよう!


「昆虫なのに鳥類で出てきたっていうね」と、冒頭から笑いを誘った蝉川先生は、『邪神に転生したら、配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか』でデビュー。様々なメッセージが寄せられており、彼の人気っぷりが伺えた。また、ユーザーからの質問である、「どのようにして執筆を行っているのでしょうか?」には、「まず、“書きたい作品”と、今の能力で“書ける作品”がある。その差を埋めていく練習をすることです。読むことで語彙力を上げて、書くことでそれを自分のものにする。プロットは骨組み。その後の書き方で全然違うものが出来上がる」とのことだった。小説家を目指す皆さんは、ぜひ参考にしよう!!


<インフォメーションコーナー>
・書報ページ「小説家になりました」公開(2013年11月~)
11月発売の作品だけで13作品もあったそうで、今までに出版された数は200作品を越え、『小説家になろう』の月間PVは10億PVを突破した。

・冬の童話祭り(2013年12月12日~)
詳しくは、小説家になろうのHPで確認しよう!

・エリュシオンライトノベルコンテスト(2013年12月24日締め切り)
エントリー作品数は現在、既に2,000作品を突破しようとしている。応募したい人は、“なろうコン大賞”というキーワード設定をつけてエントリーしよう!

それぞれのコーナーが大好評ののちに幕を閉じ、第一回目にも関わらず、大きな盛り上がりとなった今回の生放送。最後は蝉先生も再び合流し、惜しまれつつも、ニコ生を締めくくった。

生放送の後、司会のみちゅきさんとよっちさん、そして作家の蝉川先生にお話を伺った。


――今日まず番組を終えた感想をお願いします。
みちゅき:本当あっという間って感じです。最初ちょっとトラブルもあったんですが、みんな待っててくれて嬉しかった。私個人ではニコ生やったことあるんですけど、企画としては初めてだったので、むちゃくちゃ緊張しました。

よっち:自分は生放送は完全に初めてだったので、とにかく緊張しきりでした。終わったー!という感じです。開始時間が押しちゃってどうしようってパニくってたんですけど、リスナーさん達がみんなすごく温かいコメントくれて、だんだん自分らしくなれました。皆さんありがとうございます。

蝉川先生:こういう機会を与えていただいて、本当に有難いなと思います。小説家になろうというサイトの特徴として、作者と読者の距離が近いですよね。とにかくレスポンスが早い。作者の姿がちらちら垣間見えるから、読者はそこもヒントにして作者を見てると思います。それの延長で、実際に作者がこういう形で姿を現すニコ生も、面白いきっかけになるんじゃないかなと思います。読者を楽しませるエンターテイメントとして、また1つの形として、こういう方向性も模索されていくべきかなと思います。

――それぞれ、第2回の抱負をお願いします。
よっち:第2回はどんな方がゲストに来られるのか分からないですけど、第1回以上の緊張感も持ちつつ、楽しんで臨みたいと思います!

みちゅき:やっぱり今回、緊張しすぎてあっという間に終わっちゃったというのがあったので、第2回はもう少し落ち着いて、リスナーさんのコメントとかも拾いながら楽しい放送にできたらなと思います。

蝉川先生:第1回は送り手も受け手も探り探りやってると思うので、番組の方向性が決まってコンテンツが成熟するかって第2回で決まると思います。だから非常に重要な回になるかなと。もし次また呼んでいただければ、第3回、第4回と出られるんじゃないかな(笑)もし関わることができたら、面白い番組にしたいです。

さらに、小説家になろうの運営元である『株式会社ヒナプロジェクト』と提携し、今回の放送の仕掛け人でもある『クラウドゲート』の黒澤さんにもお話を聞くことができた。

――放送をやろうと思ったきっかけはなんですか?
黒澤:小説家になろうさんと弊社のお付き合いは、小説家になろうというサイト作りましたよ、と名刺でご紹介いただくくらい古くて、そのお付き合いの延長の中で、「なろうコン」で出版するという企画をやらせていただきました。第1回は1,135作品、第2回では2,000以上もの作品を頂き、めでたく第1作目が出版されました。それとは別に、読者や作者1人1人が発信できるメディアというものを持っていることになれば、より多くの方に小説家になろうという“新しい文化”を発信していけるのではないかと。

――最後に小説家になろうのファンの方に一言お願いします。
黒澤:まだまだ慣れておらず、いろいろトラブルの中での放送となってしまいましたが、今後少しでも皆様の日々のプラスになるような小説をお届けしていければと考えてます。

ちなみに、第2回の放送も、来年2014年の2月?に決定しているそうだ。次回はどんな内容になるのだろうか。第2回の「なろうラジオ」も楽しみだ。

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<小説家になろうHP>
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<小説家になろう公式チャンネル>
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(取材協力=クラウドゲート株式会社、文=月乃雫)