ニコニコ生放送の一挙放送を機に『アマガミSS』をおさらいしよう！
アニメ 公開日：2013/12/2
2013年も残すところあと1か月。いつの間にかすっかり冬らしい季節になりましたね。さて「冬といえば？」と聞かれてイメージするものは人それぞれだと思いますが、筆者が冬の代名詞として思い浮かべるものといえば、もちろん『アマガミ』です！
『アマガミ』は2009年にエンターブレインから発売された恋愛シミレーションゲーム。のちにテレビアニメシリーズもふたつ作られています。その第1期である『アマガミSS』が、ニコニコ生放送にて12月1日（日）16時30分より第1話～12話が、12月2日（月）19時より第13話～26話が一挙放送されることになりました。
この一挙放送を目前に控えたタイミングで『アマガミSS』に初めて触れるという人はもちろん、もう一度『アマガミ』に浸りたいという人のためにも、ここでヒロインたちの魅力や、アニメの見どころをおさらいしてみましょう。
舞台はとある都市にある輝日東（きびと）高校とその周辺。主人公である橘純一は、過去のある経験から恋愛やクリスマスという季節に苦手意識を持っている高校2年生です。そんな彼がこのままではいけないと奮い立ち「今年のクリスマスこそ女の子と一緒に過ごすんだ！」と決意を固めるところから『アマガミSS』の物語は始まります。
この主人公である橘さんがヒロインに繰り広げる変態チックな行為の数々は、間違いなくこの作品の魅力のひとつ。「なんでそんなこと思いつくの!?」と見ているこちらが思わずツッコみたくなるような所業の数々はまさに変態紳士のそれ。尊敬の念が絶えません。
『アマガミSS』でそんな変態紳士とヒロインが繰り広げる物語は、それぞれ異なる4話ずつのオムニバス形式のエピソードで構成されており（例外として番外編がありますが）、ヒロイン達の魅力が鮮やかに描かれています。ここからは簡単にではありますが、メインヒロインたちとそのエピソードの見どころを紹介してみます。
●“男殺しの天然女王”森島はるか：第1～4話
主人公よりひとつ先輩の3年生で、憧れの存在。パーフェクトボディとその美貌で男子の視線を釘付けにする学校のアイドルです。本人は自分の魅力に自覚がないのか屈託なく男子とも接するので、周りをさらにメロメロにしてしまうという、まさに天然女王っぷり。そんな彼女の天然な魅力に橘さんが振り回される様子が森島先輩のエピソードの見どころです。
●“気ままでさばさばした悪友”棚町薫：第5～8話
もじゃもじゃの天然パーマの髪が特徴的な女の子。橘さんとは中学校からの腐れ縁で、イベントや楽しいことが大好きなトラブルメーカーなのですが、ファミレスでバイトを家計の足しにしているなど、しっかりした一面も。薫のエピソードの一番の見所はやはり第6話の図書室のシーンでしょう！ 原作でもアニメでも、筆者はこの場面で思わず声を上げてしまいました。必見ですよ。
●“ふかふかボディーの純情少女”中多紗江：第9～12話
橘さんの妹である美也のクラスメイトで1年生。社長令嬢で非常に礼儀正しいものの、引っ込み思案で少し世間知らずというお嬢様らしいヒロインです。特筆すべきはそのふかふかボディー！ 後輩ということもあり、橘さんの変態紳士っぷりの犠牲になることが多いキャラでもあります。アニメでは「なかた」繋がりなのか、エピソード全編にわたって中田譲治さんのナレーションが入っています。その妙な空気感も中多紗江編の面白さのひとつ。
●“面倒見のよいクールな後輩”七咲逢：第13～16話
中多さんと同じく美也のクラスメイトで、水泳部に所属しています。ポーカーフェイスからクールなイメージに見られがちですが、実際はやさしく包容力のある女の子。その面倒見のよさから、橘さんの無茶なお願いにも積極的に応えたりします。ある意味“ちょろい”彼女の魅力はアニメでもしっかり描かれています。スカートたくしあげもばっちりありますよ。
●“ぽっちゃり幼馴染”桜井梨穂子：第17～20話
梨穂子はかわいいなあ！ 橘さんとは幼稚園のころからの幼なじみであり、昔から橘さんを密かに想い続ける健気な女の子です。ぽっちゃり気味の身体を気にしつつも美味しいものを食べることはやめられない、のんびり屋のドジっ子。でも、いつもニコニコと笑顔を絶やさない、かわいらしさが溢れるヒロインです。実はアニメの梨穂子のエピソードは、彼女の視点で話が展開するという原作からかなり変更されたものになっています。いつもの『アマガミ』じゃない『アマガミ』になっているのが梨穂子編の面白いところでもあります。
●“天下無敵の仮面優等生”絢辻詞：第21～24話
文武両道で面倒見もよい、絵に描いたような優等生……なのですが、実はそれは彼女が作った仮面。その裏では凶暴で黒い裏の顔を持っているという『アマガミ』を代表するメインヒロインです。アニメの彼女のエピソードには『アマガミ』という作品の要素が満載で、非常に見応えのあるものとなっています。もちろん、絢辻さんがそんな風になった理由があるのですが、それを橘さんが理解して絢辻さんを助けようとがんばり、絢辻さんもそんな橘さんを受け入れていく過程が見どころです。
●“スニーキングヒロイン”上崎裡沙：第25話
原作では隠しヒロインであり、アニメでも彼女のエピソードは1話のみとなっています。あるきっかけから橘さんをずっと想い続けており、その想いのあまりさまざまな暗躍を繰り広げるという、絢辻さんとは別の危なげな要素を持つヒロインです。ただ、決して悪い子ではないのです。それを表しているのが、彼女のエピソードのエンディング映像。なかなかインパクトのあるものとなっています。
※『アマガミSS』は今回紹介したヒロインのエピソードに加え、特別編として第26話に橘さんの妹・美也の話があります。
『アマガミSS』に登場するヒロインたちは本当に個性的で、記事では語り尽くせない魅力もまだまだたくさんあります。今回の一挙放送は、そんな彼女たちに触れてみるよい機会。これを機に『アマガミ』という作品を知ってくれる人が増えるなら、変態紳士のひとりとしてこんなにうれしいことはありません。橘さんのように恋愛やクリスマスが苦手な人もそうでない人も、12月1日、2日は一挙放送でめくるめく甘酸っぱいストーリーを味わってみましょう。
（文＝ひろきら）
・ニコニコアニメスペシャル「アマガミSS」1話～12話一挙放送
・ニコニコアニメスペシャル「アマガミSS」13話～26話一挙放送
『アマガミ』は2009年にエンターブレインから発売された恋愛シミレーションゲーム。のちにテレビアニメシリーズもふたつ作られています。その第1期である『アマガミSS』が、ニコニコ生放送にて12月1日（日）16時30分より第1話～12話が、12月2日（月）19時より第13話～26話が一挙放送されることになりました。
この一挙放送を目前に控えたタイミングで『アマガミSS』に初めて触れるという人はもちろん、もう一度『アマガミ』に浸りたいという人のためにも、ここでヒロインたちの魅力や、アニメの見どころをおさらいしてみましょう。
舞台はとある都市にある輝日東（きびと）高校とその周辺。主人公である橘純一は、過去のある経験から恋愛やクリスマスという季節に苦手意識を持っている高校2年生です。そんな彼がこのままではいけないと奮い立ち「今年のクリスマスこそ女の子と一緒に過ごすんだ！」と決意を固めるところから『アマガミSS』の物語は始まります。
この主人公である橘さんがヒロインに繰り広げる変態チックな行為の数々は、間違いなくこの作品の魅力のひとつ。「なんでそんなこと思いつくの!?」と見ているこちらが思わずツッコみたくなるような所業の数々はまさに変態紳士のそれ。尊敬の念が絶えません。
『アマガミSS』でそんな変態紳士とヒロインが繰り広げる物語は、それぞれ異なる4話ずつのオムニバス形式のエピソードで構成されており（例外として番外編がありますが）、ヒロイン達の魅力が鮮やかに描かれています。ここからは簡単にではありますが、メインヒロインたちとそのエピソードの見どころを紹介してみます。
●“男殺しの天然女王”森島はるか：第1～4話
主人公よりひとつ先輩の3年生で、憧れの存在。パーフェクトボディとその美貌で男子の視線を釘付けにする学校のアイドルです。本人は自分の魅力に自覚がないのか屈託なく男子とも接するので、周りをさらにメロメロにしてしまうという、まさに天然女王っぷり。そんな彼女の天然な魅力に橘さんが振り回される様子が森島先輩のエピソードの見どころです。
●“気ままでさばさばした悪友”棚町薫：第5～8話
もじゃもじゃの天然パーマの髪が特徴的な女の子。橘さんとは中学校からの腐れ縁で、イベントや楽しいことが大好きなトラブルメーカーなのですが、ファミレスでバイトを家計の足しにしているなど、しっかりした一面も。薫のエピソードの一番の見所はやはり第6話の図書室のシーンでしょう！ 原作でもアニメでも、筆者はこの場面で思わず声を上げてしまいました。必見ですよ。
●“ふかふかボディーの純情少女”中多紗江：第9～12話
橘さんの妹である美也のクラスメイトで1年生。社長令嬢で非常に礼儀正しいものの、引っ込み思案で少し世間知らずというお嬢様らしいヒロインです。特筆すべきはそのふかふかボディー！ 後輩ということもあり、橘さんの変態紳士っぷりの犠牲になることが多いキャラでもあります。アニメでは「なかた」繋がりなのか、エピソード全編にわたって中田譲治さんのナレーションが入っています。その妙な空気感も中多紗江編の面白さのひとつ。
●“面倒見のよいクールな後輩”七咲逢：第13～16話
中多さんと同じく美也のクラスメイトで、水泳部に所属しています。ポーカーフェイスからクールなイメージに見られがちですが、実際はやさしく包容力のある女の子。その面倒見のよさから、橘さんの無茶なお願いにも積極的に応えたりします。ある意味“ちょろい”彼女の魅力はアニメでもしっかり描かれています。スカートたくしあげもばっちりありますよ。
●“ぽっちゃり幼馴染”桜井梨穂子：第17～20話
梨穂子はかわいいなあ！ 橘さんとは幼稚園のころからの幼なじみであり、昔から橘さんを密かに想い続ける健気な女の子です。ぽっちゃり気味の身体を気にしつつも美味しいものを食べることはやめられない、のんびり屋のドジっ子。でも、いつもニコニコと笑顔を絶やさない、かわいらしさが溢れるヒロインです。実はアニメの梨穂子のエピソードは、彼女の視点で話が展開するという原作からかなり変更されたものになっています。いつもの『アマガミ』じゃない『アマガミ』になっているのが梨穂子編の面白いところでもあります。
●“天下無敵の仮面優等生”絢辻詞：第21～24話
文武両道で面倒見もよい、絵に描いたような優等生……なのですが、実はそれは彼女が作った仮面。その裏では凶暴で黒い裏の顔を持っているという『アマガミ』を代表するメインヒロインです。アニメの彼女のエピソードには『アマガミ』という作品の要素が満載で、非常に見応えのあるものとなっています。もちろん、絢辻さんがそんな風になった理由があるのですが、それを橘さんが理解して絢辻さんを助けようとがんばり、絢辻さんもそんな橘さんを受け入れていく過程が見どころです。
●“スニーキングヒロイン”上崎裡沙：第25話
原作では隠しヒロインであり、アニメでも彼女のエピソードは1話のみとなっています。あるきっかけから橘さんをずっと想い続けており、その想いのあまりさまざまな暗躍を繰り広げるという、絢辻さんとは別の危なげな要素を持つヒロインです。ただ、決して悪い子ではないのです。それを表しているのが、彼女のエピソードのエンディング映像。なかなかインパクトのあるものとなっています。
※『アマガミSS』は今回紹介したヒロインのエピソードに加え、特別編として第26話に橘さんの妹・美也の話があります。
『アマガミSS』に登場するヒロインたちは本当に個性的で、記事では語り尽くせない魅力もまだまだたくさんあります。今回の一挙放送は、そんな彼女たちに触れてみるよい機会。これを機に『アマガミ』という作品を知ってくれる人が増えるなら、変態紳士のひとりとしてこんなにうれしいことはありません。橘さんのように恋愛やクリスマスが苦手な人もそうでない人も、12月1日、2日は一挙放送でめくるめく甘酸っぱいストーリーを味わってみましょう。
（文＝ひろきら）
アマガミSS
・アマガミSS公式ホームページ・ニコニコアニメスペシャル「アマガミSS」1話～12話一挙放送
・ニコニコアニメスペシャル「アマガミSS」13話～26話一挙放送
