【2026年本屋大賞ノミネート作レビュー】人身事故を起こして獄中出産。親権を失った母が息子との邂逅を願う17年を描いた長編小説。佐藤正午『熟柿』

レビュー

 望まぬ形で我が子と引き離された母親は、身を切るような痛みを味わう。会いたいときに会えない。涙を拭いてあげることも、ハグをすることもできない。そんな自分を不甲斐なく思い、日に何度も惜別の念に駆られる…

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