【2025年~2000年】「ブッカー賞」歴代受賞作品 一覧【2026年最新版】

文芸・カルチャー

更新日:2026/6/18

2020年 Shuggie Bain(シャギー・ベイン)/Douglas Stuart

シャギー・ベイン

シャギー・ベイン

デビュー作にして、英国最高の文学賞ブッカー賞を受賞。英語圏で100万部突破の話題作。
1980年代、英国グラスゴー。“男らしさ"を求める時代に馴染めない少年シャギーにとって、自分を認めてくれる母アグネスの存在は彼の全てだった。アグネスは、エリザベス・テイラー似の美女。誇り高く、いつも周囲を魅了していた。貧しさが国全体を覆っていくなか、彼女は家族をまとめようと必死だった。しかし、浮気性の夫がアグネスを捨ててから、彼女は酒に溺れていき、唯一の収入である給付金さえも酒代に費やしてしまう。共に住む姉兄は、母を見限って家を離れていくが、まだ幼いシャギーはひとり必死にアグネスに寄り添い──。

けっして生きる誇りを忘れなかった母子の絆を描く、
デビュー作にして、英米の文学界を席巻したブッカー賞受賞作。

advertisement

▶Kindleで『シャギー・ベイン』を読む

2019年 The Testaments(誓願)/Margaret Eleanor Atwood

誓願

誓願

専制国家ギレアデの中枢に近づく女、司令官の娘、隣国の少女の3人が闘いを選んだとき、強大な国家をも揺るがす。ブッカー賞受賞

▶Kindleで『誓願』を読む

2019年 Girl, Woman, Other(少女、女、ほか)/Bernardine Evaristo

少女、女

少女、女、ほか

今日はアマの演劇がナショナル・シアターで上演される初日。黒人として女性として日々受ける差別に立ち向かってきたアマが、50代になってついに栄光をつかんだのだ。記念すべき今宵、家族や友人たちが集う。演劇界を共に生き抜いてきた戦友、母の希望とは異なるがしっかりした自分の意見を持つ娘をはじめ、不遇をかこつ者、努力して社会的成功を手にしたエリートなど、時代も背景も多様な12人のキャラクターが、人生を振り返っていく。

▶Kindleで『少女、女、ほか』を読む

2018年 Milkman(ミルクマン)/Anna Burns

ミルクマン

ミルクマン

謎の牛乳配達人はテロリストなのか。国家独立をめぐるテロと性的抑圧を生きる18歳女性の不安と絶望を描いた傑作。ブッカー賞受賞。

▶Kindleで『ミルクマン』を読む

2017年 Lincoln in the Bardo(リンカーンとさまよえる霊魂たち)/George Saunders

リンカーンとさまよえる霊魂たち

リンカーンとさまよえる霊魂たち

南北戦争の最中、急死した愛息の墓を訪ねたリンカーンに接し、霊魂達が壮大な企てに挑む。全米ベストセラー感動作。ブッカー賞受賞。

▶Kindleで『リンカーンとさまよえる霊魂たち』を読む

2016年 The Sellout/Paul Beatty

The Sellout

The Sellout

In his trademark absurdist style, Paul Beatty will make you laugh and cry in this outrageous – and outrageously entertaining – indictment of our time.

Born in Dickens on the southern outskirts of Los Angeles, the narrator of The Sellout spent his childhood as the subject in his father's racially charged psychological studies. He is told that this work will lead to a memoir that will solve their financial woes. But when his father is killed in a drive-by shooting, he discovers there never was a memoir. All that’s left is a bill for a drive-thru funeral.

What’s more, Dickens has literally been wiped off the map to save California from further embarrassment. Fuelled by despair, the narrator sets out to right this wrong with the most outrageous action conceivable: reinstating slavery and segregating the local high school. The results will take him from Dickens to the Supreme Court, in the trial of the century.

▶Kindleで『The Sellout』を読む

2015年 A Brief History of Seven Killings(七つの殺人に関する簡潔な記録)/ Marlon James

七つの殺人に関する簡潔な記録

七つの殺人に関する簡潔な記録

〈マン・ブッカー賞受賞作〉一九七六年十二月のボブ・マーリー暗殺未遂事件。襲撃犯は何者なのか――今も真相が明かされず、米国の陰謀すら囁かれる事件をもとにした長篇小説。ギャング、政治家、記者、CIA、亡霊など七十人が織りなす、公には語られない歴史

▶Kindleで『七つの殺人に関する簡潔な記録』を読む

2014年 The Narrow Road to the Deep North(奥のほそ道)/Richard Flanagan

奥のほそ道

奥のほそ道

 1943年、タスマニア出身のドリゴは、オーストラリア軍の軍医として太平洋戦争に従軍するが、日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ「泰緬鉄道」(「死の鉄路」)建設の過酷な重労働につく。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう……。
 本書は、ドリゴの戦前・戦中・戦後の生涯を中心に、俳句を吟じ斬首する日本人将校たち、泥の海を這う骨と皮ばかりのオーストラリア人捕虜たち、戦争で人生の歯車を狂わされた者たち……かれらの生き様を鮮烈に描き、2014年度ブッカー賞を受賞した長篇だ。
 作家は、「泰緬鉄道」から生還した父親の捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書き上げたという。東西の詩人の言葉を刻みながら、人間性の複雑さ、戦争や世界の多層性を織り上げていく。時と場所を交差させ、登場人物の心情を丹念にたどり、読者の胸に強く迫ってくる。

▶Kindleで『奥のほそ道』を読む

2013年 Luminaries(ルミナリーズ)/Eleanor Catton

ルミナリーズ

ルミナリーズ

舞台はゴールドラッシュに沸く19世紀ニュージーランド。隠者の死と娼婦の悲劇、失踪した金鉱掘り……事件の真相を求めて12人の男が集う時、輝く者たちは天球を廻りはじめる。野心的な構想と創意溢れる設計、圧倒的長大さで世界を驚嘆させた2013年ブッカー賞受賞作。最後の2頁に、すべての運命が帰着する。

▶Kindleで『ルミナリーズ』を読む

2012年 Bring up the Bodies(罪人を召し出せ)/Hilary Mantel

罪人を召し出せ ウルフ・ホール三部作

罪人を召し出せ

〈ブッカー賞/コスタ賞受賞〉十六世紀英国。国王ヘンリー八世が世継ぎを望む中、王妃の不貞の噂が宮廷をかけめぐる。『ウルフ・ホール』に続き辣腕政治家トマス・クロムウェルの人生を描く傑作

1535年秋、ロンドン。
ヘンリー八世の王妃になったアン・ブーリン。しかし、その地位はおそろしく脆いものだった。

卑しい生まれのトマス・クロムウェルは、いまや王の重臣となっている。だが、平穏な日々はいまだ遠い。国家はキリスト教国のあいだで孤立し、貴族たちはそれぞれの思惑を抱え、熱望する世継ぎがなかなか得られない王は女官ジェーン・シーモアに心を移す。クロムウェルは王と国家にとって最善の道を探るが――

▶Kindleで『罪人を召し出せ』を読む

2011年 The Sense of an Ending(終わりの感覚)/Julian Barnes

The Sense of an Ending

The Sense of an Ending

A novel so compelling that it begs to be read in a single setting, The Sense of an Ending has the psychological and emotional depth and sophistication of Henry James at his best, and is a stunning achievement in Julian Barnes's oeuvre.

Tony Webster thought he left his past behind as he built a life for himself, and his career has provided him with a secure retirement and an amicable relationship with his ex-wife and daughter, who now has a family of her own. But when he is presented with a mysterious legacy, he is forced to revise his estimation of his own nature and place in the world.

▶Kindleで『The Sense of an Ending』を読む

あわせて読みたい