「谷崎潤一郎賞」歴代受賞作品 一覧【2026年最新版】
公開日:2026/9/7
谷崎潤一郎賞は、1965年に創設された、日本を代表する純文学賞のひとつ。その年を代表する優れた小説や戯曲に贈られ、歴代受賞者には大江健三郎、村上春樹、川上弘美、吉本ばなななど、名だたる作家が名を連ねている。本記事では、最新の受賞作品からさかのぼり、歴代谷崎潤一郎賞受賞作品を一挙紹介!ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

第62回 チェロ湖/いしいしんじ

弦楽器のかたちの湖にボートで漕ぎだす若い男。野鳥の声の録音を生業とする彼が釣るのはアユだけではない。釣竿の先に、祖母が遺した蓄音器の針をつけて湖水に垂らすと、そのまっすぐな針に、一族四代、百年にわたる「ものがたり」が釣りあげられてゆく。野人めいたタフな祖父、蓄音器に魅せられた祖母、チェリストの母、神出鬼没の建築家の父、風の音、鳥のさえずり、駆けまわる馬、レコード、オーケストラ、数々の歌……。物語作家いしいしんじが並外れた才能を発揮した、心震わせる圧倒的長篇!
第61回 熊はどこにいるの/木村紅美

推定4、5歳の身元不明の男児が国道沿いのショッピングモールで保護されたーー。
暴力から逃れた女を匿う山奥の家に暮らす、リツとアイ。津波ですべてを失ったサキと、災後の移住者であるヒロ。震災から7年の地で、4人の女たちの運命が動き出す。圧巻の神話的サスペンス!!
第60回 続きと始まり/柴崎友香
あれから何年経っただろう。あれからって、いつから? どのできごとから?
日本を襲った二つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。
