清掃工場の思い出(中編)/絶望ライン工 独身獄中記⑰
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朝5時半、ビービーとやかましいアラームで起きる。 冬の早朝は真っ暗である。しかも寒い。 暗いうちに家を出て仕事に行き、また暗い6畳のアパートに戻ってくる。 この繰り返しだけで人は十分に絶望する。 それも職…