えんどうきょうこ●1967年東京生まれ。親兄弟が湘南に引っ越し住みつづけるも、私だけ舞い戻ってきてしまう程度に東京23区好きです。20年間の出版社勤務後、早期退職していろいろ猛勉強中。文字が読めるようになってからすぐマンガを読み始めたのでマンガ歴40年・児童書を除く読書歴35年くらいです。パクリはすぐ見抜きますよ〜。でもパロディは大好きです。嘘がつけないので私が薦める本は本当に面白いと思います。貴方にはまるかどうかは別として。
ネットではすでに祭りになっているKISS連載作品の単行本。飛びつきました。描いているのは『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリ。急逝したアップル創業者の自伝がコミック…
テルマエ・ロマエ
2013/8/20
「基本は性善説。ただし、やられたら倍返し!」きっちり借りを(多めに)返す銀行員、半沢直樹は、栄転先の東京中央銀行本店営業部でも難題をふっかけられます。今度は120…
小説・エッセイ
2013/8/14
「やられたらやり返す! 倍返しだ!!」という台詞、山谷あたりではなく、日本金融経済のエリート様が集まる銀行を舞台にしての言葉です。しかも、この間なんて「十倍返し…
小説・エッセイ
2013/8/13
これは次世代に伝えるべき名著だ。 1945年8月9日、午前11時1分、広島に続き2つめの原爆が長崎に落とされた。爆弾は浦上地区中央の上空で爆発し、アジア最大規模のキリスト…
小説・エッセイ
2013/8/9
怖い話ですよ、これは……。少なくとも巷のサイコホラー程度には。しかも、武器を見せつけたり、狂気の理由を書いたりしないから余計に怖い。内容がいちいちグッサリ鋭いの…
小説・エッセイ
2013/8/6
NHK-BSで放送され話題となった同題ドキュメンタリーの書籍版。しかし「はじめに」で著者自身も「互いを補うものであって、まったく同じではない。ドキュメンタリーを観た…
2013/8/2
幻の生物を撮影する―—この非現実的とも野心的ともいえそうな願望を叶えてしまったのが、『ドキュメント深海の超巨大イカを追え!』に登場する人々だ。この本は、今年1月に…
小説・エッセイ
2013/7/27
気鋭の若手評論家によるサブカルチャー評論集。『ダ・ヴィンチ』に2012年5月号から2013年4月号まで連載された批評に、『文藝別冊総特集木皿泉』と『ユリイカ』に掲載され…
2013/7/11
この作品は「泣ける」「笑える」「ハラハラドキドキ」といった、あらゆるアイコンを拒否する。常識的な本につけられるアイコンは、彼の著作にはまったくそぐわないのだ。 …
2013/5/12
武論尊といえば、『北斗の拳』や『ドーベルマン刑事』の原作者。私など子供のころジャンプの原作はほとんどこの方が書いてるのかと思っていた。しかも「史村翔」名義でも…
小説・エッセイ
2013/5/9
ジャーナリストである主人公・早川玲がコンビニの酒コーナーをうろついているところからこの作品は始まる。彼女の思考の流れがずっと追われるのだが、それは気の毒なほど…
小説・エッセイ
2013/4/18
不謹慎だと思われるかもしれないが、あえて言いたい。原発関連以外のジャンルと比較しても、こんなに面白い本は久しぶりに読んだ。 著者は「実話時代」の編集長も務めたヤ…
小説・エッセイ
2013/4/15
日本語の原文を読んだあと英訳を読む。単語などいちいち辞書を引かず、短時間に多読する―—これは英語のリーディング・スキルを上げるのに効果が高いと言われている勉強法…
2013/4/8
福島の東電原発事故とその後の東電と脱原発勢力との攻防の記録。事故についてはほかにも何十点もの書籍が出版されており、東電がいかに無策無能か、監督すべき保安院がい…
小説・エッセイ
2013/3/28
1992年から2009年までアップルの本社に勤務し、退職時はシニアマネージャーであった著者は、どちらかといえばマニア向けのコンピュータ会社で赤字経営だったアップルがiPo…
2013/3/10
橋爪大三郎、大澤真幸、宮台真司…大学教授としてというより既にメディアのご意見番的な存在になっている社会学者たちが「中国とは一体どういう国なのか」について意見を交…
2013/3/4
著者は心理学者でありつつ、ノーベル経済学賞を受賞しブルームバーグの「世界経済に最も影響を与える50人」にも選出。なんで経済学で賞を穫ったかというと、行動経済学の…
2013/2/12
「著者の最高傑作」というコピーはよく見かけるが、この作品は、毎日出版文化賞と司馬遼太郎賞を受賞し、ダ・カーポのBook of the Yearにも選ばれた、正真正銘、21世紀の…
小説・エッセイ
2013/1/24
とにかく凄い積載量なのである。普通の小説の内容量が家庭用中型車だとしたら、インドの大型トラックのように、屋根の上までてんこもりに荷物が載せられているかのような…
小説・エッセイ
2013/1/18
この作品は日本だけで55.5万部発行され(「サンマーク出版歴代部数ベスト10」より)、デール・カーネギーさえもが参考にしたと言われる、自己啓発の元ネタのような本だ。…
2013/1/13
かたや、1984年生まれ、北京大学に留学し、現地の反日デモの際留学生会長として流暢な中国語でコメントしたことからジャーナリストとして活動、「中国で一番有名な日本人…
小説・エッセイ
2012/12/16
菅直人元総理が東電福島原発事故当時について綴った手記。いろいろ毀誉褒貶の激しい方だが、この事故渦中の当事者中の当事者。もう一方の当事者である東電本社からは木で…
2012/12/6
『人を動かす』といえば、自己啓発書の元祖ともいわれるデール・カーネギーの名著だが、著者の死後57年も経って、第2巻が出た。もちろんデール・カーネギーが書いているの…
2012/11/29
全4章からなる中編小説だが、第3章までのストーリーはずっと暗い(というと誤解されるかもしれないので先に書いておきますが、暗くて悲しい部分でも、著者の文章力のなせ…
小説・エッセイ
2012/11/3
副題は「孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」。ことさらに「ワーク」「働き方」という言葉が強調されているうえ、著者がロンドン・ビジネススクールの教授…
2012/10/29
東電株主総会に行ったことがある。福島原発事故直後だった。勝俣会長の傲岸不遜さは満席の来場者を憤慨させた。総会終了後、株主のひとりらしき老紳士が若い社員に「君た…
2012/10/24
直木賞受賞作で映画化、漫画化もされた人気作品、『まほろ駅前多田便利軒』。その続編が今度はドラマ化!映画化されたときと同じ多田=瑛太、行天=松田龍平主演、しかも…
小説・エッセイ
2012/10/16
とにかく腹の立つ本でアイコンを選ぶのに困った。しかし、どのような国に住まわされているかという現実をチェックするためには、選挙権を持つすべての人々が読まなくては…
2012/10/4
アイコンでは「恋愛もの」に印を付けた。しかしこれを恋愛小説と言ってしまっていいものか、迷いがある。この作品は2011年度の本屋大賞2位、さらに山本周五郎賞を受賞した…
小説・エッセイ
2012/9/30
苦学生でキャバ嬢のバイトをしながら法科大学院に通っていた改世楽子(かいせらくこ・通称らっこ)は、ギリギリの成績ながら、晴れて念願の弁護士試験に合格した。しかし…
マンガ
2012/9/27
レビュー
「まんまと騙された!」辻堂ゆめの驚愕のミステリー。昼と夜とで見えてくる真実が変わる物語
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レビュー
両想いで婚約したはずなのに…なぜ殺されてしまったのか!? 死亡ルートの謎に迫る、宿敵陛下との溺愛ラブファンタジー!
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「男女同居→恋愛に発展」は必然ではない! 子猫の世話をするための協力同居を描くヒューマンドラマ『ただ大きな猫になりたい』
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「先進国の子どもの幸福度ランキング」日本は下から2番目。10代の子どもたちが抱える葛藤や苦しみや怒りに耳を傾ける
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異能力×学園ファンタジー漫画『群青のストレンジャー』。見た目は人間…中身は狼、天使、人ならざる“亜人”の正体とは
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