まつうら・じんてつ●エッジワークス所属。1977年生まれの、ほぼ中年かな? という残念な人。 将来の夢は部屋じゃなくて、山奥に引きこもって仙人になること。 電車に乗れば、猫も杓子もスマートフォンとにらめっこしている時代です。これは、傍目にはなにを読んでいるのか分からないということです。もう「いい大人がマンガなんか読んで…」とおばさまに白い目で見られることもないのです。哲学書を読もうが、ハーレクインを読もうが、見た目は同じという画期的な時代です! 松浦が読んで損なしの1冊を探すお手伝いしますよ。
検索やおすすめからコンテンツにたどり着くことが多い電子書籍で、果たしてジャンル分けにどれほどの意味があるかは疑問ですが、本書はライトノベルとなっております。で…
ライトノベル
2012/11/14
以前、レビューもしましたが『30歳の保健体育』など奥手な人のための恋愛指南書的なサブカル本というのは結構あるんです。中身はたいてい“女性との会話では、語るより聞け…
ライトノベル
2012/10/30
今更、説明するまでもないことですけれど。この『じょしらく』は女子落語家の真打ちを目指す出世物語でもないし、それどころか落語をする場面すら描かれない、楽屋トーク…
マンガ
2012/10/23
共学化したばかりの、超お嬢様校にいる数少ない男子生徒が主人公の…。と来れば、誰もが思い浮かべる展開があるものですよ。まあ、お約束というか。ギャルゲーみたいな話、…
ライトノベル
2012/10/11
ひとつ、お断りしておくとすれば、この本にオチを期待してはいけない。落としどころを探り合うような、ぬるい対談ではなかったよ。 ひとりは、フィギア収集をしていたかと…
小説・エッセイ
2012/10/6
ライトノベルで、しかもタイトルに“さくら荘”とか“ペットな彼女”とか書いてあったら、ふつうは「あー、あれね。さくら荘っていう寮みたいなところで、これといって取り柄…
ライトノベル
2012/10/5
それは痛々しい、中2病全開の会話から始まる。とんでもないルビだったり、二つ名だったり、と―。これぞまさに、ライトノベルっぽいものを書いてみよう! と思い立った初心…
ライトノベル
2012/10/3
突然ですけど、『グリーンヒル』というコミックをご存じですか? 印象深い場面に、「泣いてるの?笑ってるの?」と聞かれて、「両方」とメインキャラクターの“リーダー”が…
マンガ
2012/10/2
本作にはふたつの軸がある。ひとつが、とっても正しいラブコメという軸。もうひとつが、青春小説としての軸。 今、「それって一緒じゃん!」と突っ込んだ方、甘いです。丁…
マンガ
2012/9/25
タイトルこそ『苦しみはどこから生まれるのか?』だが、決して論文くさい本ではない。現代人の苦しみの発生源について分析したり、それについて宗教家の立場でコメントし…
2012/9/20
レーベルは電撃文庫ですが、週刊アスキーでの連載があったりする異色作です。おすすめアイコンは“泣ける”ですが、これはSEの人限定で、金融や公務員、独身貴族の人だった…
マンガ
2012/9/10
正統派4コマ漫画です。はじめにお断りしますが、女の子がかわいいであるとか、どきっとするような展開があるとか。そういうのを期待して読むものではないですよ。でも、や…
マンガ
2012/9/3
バイトものです。いや、そんな風にジャンルわけできるなら、目新しくないじゃん! といわれそうですが。週刊アスキーで連載していた『ハニカム』(こちらはファミレスが舞…
マンガ
2012/9/2
どのようにジャンルを説明したらいいのか、ちょっと考えていました。なかなかぴったりな言葉が見つからずにいたのですけどね。やっとみつけたのは、いわゆる小学生向け学…
マンガ
2012/8/7
なんだか最近、やたらと“妹”という漢字を目にする機会が多いよね。特にライトノベルやコミック売り場では。そんな具合ですので、今やすでにひとつのジャンルになった“妹”…
ライトノベル
2012/8/2
ぶっちゃけ、物語は頭文字Dの旋律に、自転車を乗せたような話です。身も蓋もないけどさ。でも、そんな2匹目のドジョウ狙いの安い作品だと思ってもらっては困る!それだけ…
マンガ
2012/7/26
ああ、ラノベだ。今、俺ライトノベル読んでいるんだ。 と、心の底から思える非常に潔い作品です。 サブタイトルは『死神と人生保証』なんて書いてありますが、あんまり保…
ライトノベル
2012/7/25
別名、キャラクター小説といわれるようなライトノベルなんだけど、たまにキャラクターに依存しない小説もあるんだよ。という見本のような小説です。簡単に言ってしまうと…
ライトノベル
2012/7/24
ついに再始動し、無事7巻も発売された『かんなぎ』です。 知っている人は、巡礼に出てしまうほど知っている。知らない人は、たぶん「なぜ、みたことないマンガが平積み?…
マンガ
2012/7/22
マンガだからね、何でもありなんですよ。『らんま』とか、ああいう風に性別が入れ替わるのだって、誰もその設定には突っ込まない。だけど、『放浪息子』はちょっと違う。 …
マンガ
2012/7/19
この「けんぷファー」という物語、「朝起きたら女の子になっていた」「使い魔っぽい役どころのぬいぐるみがいて、敵と戦う」そんな、先人が「これでもか!これでもか!」…
マンガ
2012/7/13
「もったいないなぁ」あるいは、「じらされてる??」 それが本書の読後感。なにか、もうひとひねりありそうで…。とか、次のシーンでとんでもないことに…。そんなときって…
マンガ
2012/7/11
2007年春。 早朝から渋谷に出かけて、本作の映画を(映画が先で、小説は監督本人によるノベライズなのです)みたときのことは、たぶんずっと忘れられないんだな、と再確認…
小説・エッセイ
2012/7/5
幸か不幸か、原作を読んだのは押井守監督によって映画化されたあとでした。 もちろんね。映画はあくまで映画で、こちらは文芸作品ですよ。 でもね、やっぱり行間に映像か…
小説・エッセイ
2012/6/27
たぶん、人によって見解は違ってくるのだろう。 なにを期待して読むか。それによっても意見は違うと思う。 松浦はね。デビュー作から入ったので、無理にホラー色を強めた…
小説・エッセイ
2012/6/25
事の発端はですね。2008年の暮れに出会ったサブカル本なんですよ。 その名も「30歳の保健体育」なるものでした。 なんだか一発芸的な本だな、と思いましたよ。でも、その…
マンガ
2012/6/23
正直、タイトルと著者名をみたときは「?」って思った。 ちなみに「?」の中身は、「間違って、隣に置いてある本のタイトルを読んだんだろう」というものだ。 だってさ。…
ライトノベル
2012/6/17
「あり得ん!」 「んなバカな!!」 「近頃の若いモンは…」 ま、最後のは自分だけかもしれないけれど。 上のふたつは、軽い学園ラブコメみたいなのを期待して読み始めた人…
マンガ
2012/6/14
不思議だな、と思ったさ。 なにが? って、読後感が。 タイトル通り、「お兄ちゃん好き好き!」とブラコンを公言してはばからない妹と、古びた学生寮でふたり暮らしをして…
ライトノベル
2012/6/6
突然ですが「セクシー心理学」っていうメルマガ、ご存じですか? タイトルからしてちょっと砕けた感じなのですが、正真正銘の精神科医が発行している人気のコンテンツなん…
2012/6/4
レビュー
「まんまと騙された!」辻堂ゆめの驚愕のミステリー。昼と夜とで見えてくる真実が変わる物語
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レビュー
両想いで婚約したはずなのに…なぜ殺されてしまったのか!? 死亡ルートの謎に迫る、宿敵陛下との溺愛ラブファンタジー!
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