たちばな・もも●1984年生まれ。編集者兼ライター。児童文学、ファンタジー小説が大好き。幼いころから空想世界にどっぷりつかってきた結果、地に足がつかないまま気づけば三十路間近。編集として手がけた本は『吉野北高校図書委員会』シリーズ(山本渚)、『はじめまして、本棚荘』(紺野キリフキ)、『読まずに小説書けますか』(岡野宏文×豊崎由美)など。編集協力書に『パンプキン!』(令丈ヒロ子)。 ⇒立花ももさんの本棚はこちら
えー、向井理さんについて先日熱く語りすぎましたが、例のパンフレットの巻末に映画『パラダイス・キス』の広告がありまして、久しぶりに読み返したくなって購入してしま…
マンガ
2011/3/3
唐突ですが私、自衛隊に入隊したことがあります。 大学2年の秋。「自衛隊行くんだ!」とうきうきしている私に、周囲はまったく理解を示してくれませんでしたが、「浅田次…
小説・エッセイ
2011/3/1
もともとはBL漫画家として人気の著者ですが、わたしはこの作品が初読。 両親を亡くした沫野家のコドモタチ、それぞれの恋愛をオムニバス形式で描いた短編集で、ひとつひと…
マンガ
2011/2/15
なにかを頑張ることと祈ることは似ています。一生懸命打ち込むのはそれ自体がひとつの宗教。だから時には、ばかじゃないの、と言われてしまうこともあるけれどそれはたぶ…
小説・エッセイ
2011/2/12
皆さま、虫や昆虫はお好きですか。 わたしは嫌いです。というか苦手です。こわいです。生物の生態って実はおもしろい、ということを知ってはいても、ビジュアルが無理、理…
IT・科学・医学
2011/2/9
やー、笑った! 変態とギャグと恋愛のコラボレーション! もう最高! と、読み終わって大興奮。ますますヤマシタさんが好きになりました。 このレビューを始めてから、い…
マンガ
2011/2/1
「私の片恋の思い出は、あの遠い、夕やけ色をしたびわの実のように、今もなお、心の奥にはほのかなあかりをともしていて、寂しいときや、つらいときなど、思いがけず、私…
マンガ
2011/2/1
チーム男子の代表作ともいえる『レヴォリューションNo.3』。 ご存知『SP』の原作者、金城一紀さんの作品。 馬鹿騒ぎに全力をそそぐオチコボレ高校生たちの、つきぬけてお…
小説・エッセイ
2011/1/21
引く手あまたの才能をもった主人公が、宿命のライバルを追って高校へ入学し、雪辱を果たすためライバルに近づくも、向こうは自分なんかを覚えていなくって…。そんな設定の…
小説・エッセイ
2011/1/19
唐突ですが、わたしはメロスが嫌いです。 あの教科書にも載っている太宰治『走れメロス』の主人公。後先考えずに王様に喧嘩を売り、勝手に親友を人質にしたあげく、「俺は…
小説・エッセイ
2011/1/19
この作品は、2LDKで同居する5人の男女を描いた連作短編なのですが、大学生だったり会社員だったり男娼だったり(!)、その素性はさまざま。 先輩の彼女に恋をした。 過去…
小説・エッセイ
2011/1/19
「女による女のためのR-18文学賞」の大賞&読者賞を受賞した作品で、著者デビュー作。欲望と恋情が濃密に渦巻く、江戸・吉原の遊女たちを描いた官能的な小説です。 久しぶ…
小説・エッセイ
2011/1/14
以前に森絵都さんの『DIVE!!』をご紹介させていただきましたが、あの作品を読んだきっかけは、この『バッテリー』でした。 読んだあと(当時は3巻くらいまでしか出てい…
小説・エッセイ
2011/1/6
夜市――そこでは正当な対価さえ払えば、手に入らないものはない。けれど何も買わないうちは、決して、そこから出ることができず、永遠の夜にとじこめられてしまう。 同級生…
小説・エッセイ
2010/12/12
母と二人で暮らす、十歳の少女・エリン。 真王のための戦闘用の生き物・闘蛇を管理する村で育ち、けれどある日、村で育てていた闘蛇が全滅するという事件が起こり、獣ノ医…
小説・エッセイ
2010/12/9
お父さんが、死んだ。 茨城の山中で、車の中で。 遠縁だという知らない女の人と、一緒に死んでしまった…。 突然の喪失から立ち直ろうと、家を離れ、下北沢で一人暮らしを…
小説・エッセイ
2010/12/7
高3、受験を控えたある雪の日、 いつもどおりに登校したはずの深月たちは、 学校にいるのが自分たち8人だけだということに気づく。 さらには学校からも、出られなくなって…
小説・エッセイ
2010/12/5
中3のヒロミは、失意のどん底にいた。 ずっと好きだった男の子を、親友にとられてしまったのだ。 そしてもらった、二人の初デートのおみやげ、ドナルド・ダック。 やめた…
小説・エッセイ
2010/12/1
10メートルの飛び込み台からのジャンプ、 それが「飛び込み」というスポーツ。 中学生のトモは、飛び込み歴6年、 だけど彼女とデートするより、 友だちと遊ぶより好きだか…
小説・エッセイ
2010/12/1
こんなにどきどきするのはなにゆえか!――今日マチ子さんの処女作『センネン画報』が発売されたとき、小説家の森見登美彦さんが帯に贈ったコメントです。 その、美しく切な…
マンガ
2010/11/16
恋をしているときなんて、大体みんな、馬鹿になっている。と、思う。 冷静なつもりで、踏みとどまっているつもりで、だけど我を忘れて、想いにぐるぐるまきになった〈私〉…
小説・エッセイ
2010/11/12
だってしかたないじゃん! ――そうおもったことのないひとなんて、いないとおもう。自分でも、ほんとは、しょうがなくないことはわかっている。だけど自分を守るために、つ…
小説・エッセイ
2010/11/5
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「勉強だけでなく食料支援も」自身の壮絶な貧困体験から設立した「無料塾」。その主宰に聞く、塾の存在意義とこれから【インタビュー】
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