95年よりスペイン在住。等身大のスペインを伝えるべくライター、コーディネーター、通訳などなどあちこちでお世話になっております。 あらゆる仕事に共通する本番前の「事前の仕込み」「調べ物」が本人的には最も燃える作業。活字中毒を自認し、日々の読書は日本語とスペイン語半分ずつの割合。好きなジャンルは、文芸、歴史、料理、ノンフィクション、エッセイ等々。好きな作家は、数々あれど・・・読み返すのは井伏鱒二。スペイン語圏作家なら、マリオ・ベネデッティ。おじさん作家どっしり系または女流作家男勝り系が好き。電子書籍出たてのころは「本じゃないわ!」と鼻息を荒くしてましたが、慣れてみると、日本語の本に慢性的に飢えている海外在住者の救世主に思えます。スバラシイ。
久々に大文字の「ヒロイン」が出て来た物語だったなーというのが読書直後の感想です。鼻水と涙を流しながら読みました。読み始めはなんとなく信用しきれずにいたのです。…
小説・エッセイ
2014/3/6
なんとも元気になる1冊、というのがこの作品の読後の第一印象でした。著者は食環境ジャーナリストとして、全国800もの市町村を取材してきた人物。ないないづくしの田舎が…
ご当地
2014/2/26
文学賞を受賞した作品というのは読み始めにどきどきするもの。本作品は「第37回すばる文学賞」を受賞した作品です。のっけからSEX描写でなんだかなぁ、という気持ちにさせ…
小説・エッセイ
2014/2/21
私もひょんなことからスペインに住んで18年の年月が経った。住めば都で、最初のうちはカルチャーショックだった数々の習慣が自分のものとなり、土地に根を張るようになっ…
海外
2014/2/13
「頭がよくなる○○」などというキャッチには誰もが弱いもの。しかも簡単なトレーニングで頭が良くなるのだったらしめたもの。なので覗き見根性で購入。そんな簡単にはいか…
メモ
2014/2/7
ホリエモンの実刑判決2年6ヵ月。その当時の様子をつづった『刑務所なう』『刑務所なう、シーズン2』の続刊。出所したからこそ言えるホリエモンの刑務所生活のホントの話を…
小説・エッセイ
2014/1/30
これはまさにタイトルの勝利でしょう。「あ、」で点を打ったあたりのセンスが抜群。面接時もしくは研修前の若者がいかにも無邪気に上司に言い放ったという感のこのフレー…
企業
2014/1/26
まことに世の中の科学は発達したもので、お医者さんたちは「あきらめる」みたいな感情までも数値データで計れるものらしい。著者は順天堂大学医学部教授。自律神経研究の…
病気
2014/1/22
マーケティングの世界=経済の世界と思っていたら大間違い。マーケティングは様々なジャンルにまたがっているもの。近くには心理学や、ともすれば形而上学的な分野まで足…
言葉
2014/1/19
滝川クリステルさんの「おもてなし」以来、よく耳につくこの言葉。流行語のような軽めのストーリーを想像しましたが、様々な要素を練り込んだ秀作です。 高知県高知市。大…
小説・エッセイ
2014/1/11
これまでに極道もの、映画も観たし小説もいくつか読んできましたが、この作品はその極道ジャンルに入るのだろうか? と読後しばらく考えていました。 坂田純平21歳。施設…
小説・エッセイ
2013/12/31
一時期、疲労がたまったり、落ち込んだりすると自己啓発書を気分転換に読んでいましたが、最近はもっぱら笑いに走る傾向にあります。個人的な印象の域を出ませんが、日本…
お笑い
2013/12/15
4人の男女が「スキヤキ」をすべく、車に乗った。旅に出る。4人のうち3人は大学の同級生で映研仲間。仲間だったひとりは死んでしまった。峰村の死から、何かが変わってしま…
小説・エッセイ
2013/12/12
「春ばあけぼのやうやう白くなりゆく山ぎは~」というあの有名な一説を口ずさむだけで、すっかり平安時代にトリップしてしまうものです。 その『枕草子』を記した歌人、清…
小説・エッセイ
2013/11/30
ドジでのろまな女の子が、逆巻く逆境の波をものともせず、手強いグルメの舌を果敢に待ち受けて、みごと日本一の寿司職人になるまでの青春ストーリー。そんな『あまちゃん…
マンガ
2013/11/18
行列のできるお店で食べたくないのである。もう列ぶのがいや。卑しい感じがする。 そもそも飛び切りうまい店なんかじゃなくともまったくかまわないんだワチシは。普通にお…
グルメ
2013/11/17
七尾は「マーフィーの法則」を地でいく心底ついていない殺し屋で、列車内どこかにあるトランクを見つけ出し、下車するだけの仕事をまかされて、東京駅発新幹線のはやてに…
小説・エッセイ
2013/11/10
プロのためのプロ本とでもいうべきでしょうか。最初の1ページから久石氏の真剣さとプロフェッショナル度の高さをがんがんとぶつけられる感じ。映画音楽の世界というのがど…
ジブリ
2013/11/9
久々に「ビートたけし」を読んだ気がする1冊。海外にいると「ビートたけし」ではなく「TakeshiKitano」と呼ばれ、書かれ、なにかしらやっぱりリスペクトを感じずにはいら…
小説・エッセイ
2013/11/3
鉄道本を開くことはあまりないのですが、この本は表紙の素晴らしい写真に惹かれて購入。読み終わるころにはすっかり「次の国内の旅は寝台列車で!」という気持ちになって…
旅行
2013/10/25
先日のオリンピックの開催地決定のプレゼンで、滝川クリステルさんが「お、も、て、な、し」と言っていた、あの表情と動作は相当に印象的でした。日本人としては、「どう…
2013/10/10
ルーブル美術館で原画展が行われたほどの世界的な漫画家荒木飛呂彦が映画に向けるパッションを語る1冊。著者と「すごい!」と思う映画が大体一致していたのも面白かった理…
ジョジョの奇妙な冒険
2013/10/5
なんとも気味の悪いものを読んでしまった、と今ちょっと後悔しています。とても文学チックなタイトルに惹かれ購入。あららららら。期待は見事に裏切られました。文学的と…
マンガ
2013/9/28
タイトルからして、ルポルタージュものかと期待していたら、著者はIOC委員を30年も務めた大ベテラン。本書は中からみた巨大組織の仕事の仕方、という内容です。 9月に…
オリンピック
2013/9/23
ある日突然、好きだった女の子の体に入り込んでしまったー。こういう設定、そういえば昔あったあったと、懐かしむことしばし。好きな人への思いが募るあまりに、本人にな…
マンガ
2013/9/12
別に辛いことはあまりないのに、ついついこういう本を消費してしまう私のような読者、結構多いのではないでしょうか。つまらない小説を読むより、読後なんとなくいいこと…
2013/9/10
2010年に映画にもなった写真家・藤原新也の1冊。被写体となる少女たちの、短い人生に何が起こっているのか。最小単位である家族という人間社会ですでにやっていけなくなっ…
小説・エッセイ
2013/9/4
2020年のオリンピック開催地の決定がいよいよ9月7日に迫っている。今回の候補はマドリード、イスタンブール、そして東京。東京に決まればこの本のドラマが繰り広げられた1…
オリンピック
2013/9/1
8月ということもあって沢山の戦争関連の物語を読んでいますが、この浅田次郎作品は、スケールという点で、他から秀でているのではないでしょうか。舞台は終戦直前の日本。…
小説・エッセイ
2013/8/20
1945年8月15日。天皇陛下の玉音放送にてポツダム宣言の受け入れと無条件降伏を全国民が知った夏。これまでに第二次大戦を扱った本や映画は沢山みたつもりでしたが、こうし…
小説・エッセイ
2013/8/15
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