95年よりスペイン在住。等身大のスペインを伝えるべくライター、コーディネーター、通訳などなどあちこちでお世話になっております。 あらゆる仕事に共通する本番前の「事前の仕込み」「調べ物」が本人的には最も燃える作業。活字中毒を自認し、日々の読書は日本語とスペイン語半分ずつの割合。好きなジャンルは、文芸、歴史、料理、ノンフィクション、エッセイ等々。好きな作家は、数々あれど・・・読み返すのは井伏鱒二。スペイン語圏作家なら、マリオ・ベネデッティ。おじさん作家どっしり系または女流作家男勝り系が好き。電子書籍出たてのころは「本じゃないわ!」と鼻息を荒くしてましたが、慣れてみると、日本語の本に慢性的に飢えている海外在住者の救世主に思えます。スバラシイ。
先日、引っ越しました。引越し人生を過ごしてきた私なので、持ち物は最小限、いらないものは持ってない! とひそかに自負していたのですが、とんでもありませんでした。愕…
片付け
2012/6/12
つい1ヶ月前、引越しをした関係で連日忙殺されているので、迷わずこういうお助け本を買いました。 「本読んでるひまがあれば、片付けろ!」と天から声がしそうですが、睡…
2012/6/5
漫画は幼少~青春期の音楽同様、生活の一部と化していたアイテムなのですが、海外在住以来手に入りにくかった時期もあり、すっかりご無沙汰しています。が、電子書籍なら…
マンガ
2012/6/3
「ハンザスカイ」、このタイトルのさわやかさに惹かれて購入。漫画も小説もタイトル大事です。どうして中高男子ってこう喧嘩ばかりするんでしょうね!? 昨今では子供が殴…
マンガ
2012/5/29
インド料理を紹介するにあたって、冒頭から、著者の体験談で読者は一気にジモティなインドのレベルに引き込まれます。アユールヴェーダというとなにか怪しげで神秘的な響…
2012/5/17
久々に林真理子を読もうと思ったのは、作家の円熟の時期の作品をまるで読んでなかったからです。 54年生まれの彼女もそろそろ60代。信じられないなぁ。この作品の紙書籍は…
小説・エッセイ
2012/5/11
著者が前書きで明確にするように「メタルカラーの人々の見えない努力、真摯な仕事によってもたらされた」日本の豊かさ。この本で語られるのは新幹線の走行を安全を確保す…
2012/4/19
出ました。農文協のレシピシリーズ。 この本の著者の方々は、失礼ながらトレンドを作り出すようなおしゃれなタイプでもありません。各レシピに写真もついていないし、ビジ…
2012/4/18
「水曜どうでしょう」は、96年10月から北海道内で放映され始めた人気バラエティ番組。一定の約束事に沿ったロードムービーのような形体で、道内で絶大な支持を得た後、日…
2012/4/13
スペインに住んでいると、チーズはとても日常的な食べ物です。 熟成の長くハードタイプで、羊乳の代表的チーズであるマンチェゴや、乳牛の畜産で有名なアストゥリアスの山…
2012/4/12
相原コージの「コージ苑」、昔愛読していました。そして私ゴトながら、哲学科出身なので、アンテナにピンとひっかかり購入。 ご愛用のeBookJapanは購入も簡単だし、トラン…
マンガ
2012/4/4
日本に在住の皆さんには、ちょっと想像すら難しいかもしれません。スペイン在住16年このかた、ずっとずっと、水産ねり製品に淡い恋心というか、儚い思いを常々感じてきま…
2012/3/28
災害復興制度研究所に勤める著者は、昨年の東日本大震災の前からすでに「復興」の仕方についての研究においてはエキスパート。三宅島噴火の際の全島民の非難や、阪神大震…
2012/3/27
すみません。麻雀のことは何も知らないのです。著者が伝説の雀士ということも今回初めて知りました。読後、興味が湧いていろいろネットで検索してみると、桜井氏がますま…
2012/3/22
あの大震災から1年が過ぎて、スペインのメディアでも震災特集がいくつも組まれていました。外国メディアならではの視点。外国ならではのシビアな切り口や、独特なカメラア…
2012/3/21
初めて読む作家。なんとなくタイトルに惹かれて購入。 「ソロモンの犬」なんてとてもミステリアスで語呂がよくって、海外題材のドラマかな? 大河ものかな? などと作品に…
小説・エッセイ
2012/3/16
『おろしや国酔夢譚』の熱烈なファンの私ですが、『敦煌』や『天平の甍』、晩年に近い『本覚坊遺文』もおもしろかったなぁ!! 昭和の文豪の作品は文字を眺めただけであり…
小説・エッセイ
2012/3/9
実は、イチロー選手についてはあまり詳しくありません。 「すごい」「超人的」「天才」そんな形容詞ばかりを欲しいままにしていて、アメリカの大リーグで体も小さいのに、…
2012/3/2
高校相撲部から先生に薦められて警官になった著者。警察に入る人間の多くは「殺人課」担当になることを夢見るのだという。著者も例に漏れなかったものの、長年担当したの…
2012/2/29
乃南アサさん。好きな作家です。さくっと読めるのに人物像がしっかりしていて、登場人物がきちんと現代に生きている感じが。懐かしくて手にとってみた1冊。 本書を読みつ…
小説・エッセイ
2012/2/17
歴史物が好きなわりには日本史に弱いと常々反省している。将軍の名前とか、歴史的事件の年号とか、めっきり弱い。そういえば、小中高とテスト前、歴史漫画で速攻一夜漬け…
マンガ
2012/2/15
農文協の本はのっけのページから、読者の心をつかみます。「ベランダでも工夫次第で二十余種の野菜を一年中楽しむことができる」と。 食べ物にかなりの執着がある私ですが…
2012/2/4
文字が氾濫する現代、こんなにも文字に囲まれて過ごしているのに、「ほっ」としたり、嬉しくなったり、きれいだなぁと感動したりする言葉の群れに会うことはなかなかなく…
小説・エッセイ
2012/1/26
もともとは西洋医学の出身で食道がんを専門にしていた帯津先生。西洋医学の目覚しい発展を体験しているにもかかわらず、ガンの治療成績が伸び悩んでいるのを不思議に思っ…
2012/1/23
「乾物入門」というタイトルの専門書に「ハラハラドキドキ」「元気になる」「泣ける」というお勧めアイコンを迷わず選んでいる自分は、相当変わり者なのだろうか? と自問…
2012/1/13
同年代の女性作家ものを読むと、ドキドキするのはどうしてだろう? 小説を開くときには常として、日常と軽く隔絶したく、想像の世界で遊びたく、決して自分の人生では登場…
小説・エッセイ
2012/1/9
「イトウの恋」というなんとも淡い雰囲気のタイトルが気に入って購入。イトウがカタカナなのは、明治時代、通詞として日本に滞在する外国人の案内に活躍した「伊藤」のお…
小説・エッセイ
2012/1/8
中島らもという作家について私は「何か面白いことをのんびりと好きなように語る人」というイメージを持っていた。彼が劇作家であったことも俳優の経験もあったことも、彼…
小説・エッセイ
2012/1/5
本書が最初に出版されたのは、1965年のこと。著者が31歳の頃である。本好きならば一度は必ず通る、SFの世界。星新一、小松左京と来れば自然に筒井康隆にはまるのが定石で…
小説・エッセイ
2011/12/22
「極限状態」を経験したことがおありですか? と聞かれて、しばらく考えてしまう。 期末試験の前日に勉強してたのに気が付いたら居眠りしていて、起きたら朝だった、とか…
2011/12/15
人気記事をもっとみる
レビュー
愛のない契約結婚が辛くて離婚を決意したけど… 口下手社長のギャップにときめく『冷徹社長の執愛プロポーズ』
PR
レビュー
「シュトレン」などスイーツで描かれる物語。インスタで評判になり、早くも続刊が登場した『ものがたり洋菓子店 月と私 ふたつの奇跡』
PR
レビュー
100均のしゃもじで小顔が作れる? 体全体のコリをほぐして頑張らずに小顔を作る方法とは
PR
レビュー
10万部突破 養老孟司氏の集大成的1冊。変化し続ける世界をうまく生き抜く哲学本『ものがわかるということ』
レビュー
花澤香菜、小林千晃らでTVアニメ化『花野井くんと恋の病』。恋を知らない少女と愛が重いピュアな少年のラブストーリー