やまのべ かずき●エッジワークス所属。 東京在住のアニメーション、ゲームの脚本家。お仕事で作ってきたコンテンツは、ハードなものからユルいものまで。映像作品からモバイル作品まで、と幅広く。読書のジャンルは、仕事がらコミック、エンタメ系から実用書まで、と、こちらも広範囲。敢えて挙げるなら、とにかくエッジの効いている作品、及び毒のある内容が好み。自分の好みも入っているとは思いますが、できるだけ様々な電子書籍のレビューしていければと考えています。あくまで考えているだけです。 現在はiPhoneユーザー。さらに、仕事がら電子書籍には多く接している状況とくれば、これを活用しない手はない。
著者は詩人であり、文芸評論家、翻訳家である山室静。 アイスランドとは、北大西洋上の孤島。面積は約10万平方キロと日本の北海道と四国を合わせたぐらいである。スコット…
小説・エッセイ
2012/5/23
政治運動家で小説家である小田実の評論。小田実全集の1冊。 刊行が1978年で、時代を感じるが、「文明」「正義」に対する考え方、世界の動き、人間の動き、政治学など著者…
2012/4/26
横浜正金銀行に勤めながら、登山家、随筆家、文芸批評家であり、浮世絵や西洋版画の収集家、研究家でもある小島烏水の著。初版は昭和11年に刊行されたものである。 前半は…
2012/4/6
小説家、戯曲家、随筆家、俳優、コピーライター、広告プランナー、ミュージシャンである中島らものエッセイ。 タイトル通り、「変」つまり変人による変な行動に関するエッ…
小説・エッセイ
2012/3/26
「時刻表2万キロ」など、鉄道紀行を文学の一ジャンルにまでしたと評される紀行作家宮脇俊三の書。 一章では、著者の幼年期がインタビュー形式で綴られる。 機械文明に対す…
2012/3/13
元海軍軍人で小説家の豊田穣の著。本書は、革命家北一輝と彼が書き遺した「日本改造法案大綱」、その二つが昭和維新へと繋がる経緯と後世での考察を作者が丁寧に語ったも…
2012/2/23
フランス文学・文化の研究者であり、京都大学山岳会の隊長で登山家としても知られる桑原武夫の著。 文化は色々あるが、それぞれの文化で山に対する態度、考えが異なる。本…
2012/1/31
歴史小説家であり、文壇本因坊という文壇囲碁のタイトルホルダーでもある榊山潤の著。他の著では「囲碁談義」「武将と囲碁」「日中囲碁盛衰史」などがある。本書では「理…
名言
2012/1/24
国際政治評論家、反戦運動家の陸井三郎の書。毎日新聞社の週間エコノミストに連載していたものをまとめたものである。 マッカーシズムとは1950年、アメリカ合衆国上院共和…
2012/1/12
日本洋蘭農業協同組合(JOGA)副組合長、世界で最古の、最も権威のある園芸団体英国王立園芸協会(RHS)蘭委員会委員、須和田農園を経営する園芸研究家江尻宗一の書。NHKの番…
2011/12/27
著者の高木仁三郎は日本の物理学者、理学博士であり、日本原子力事業、東京大学原子力核研究所、シンクタンク原子力資料情報室の設立に参加。第二のノーベル賞と称される…
IT・科学・医学
2011/12/18
本書は60年代から70年代の車メーカーが開発、販売した車を紹介、解説したシリーズ本。 そのアメリカ車でGM版、しかも上巻である。編集はCar Graphic編集部が担当。 GM(ゼ…
2011/12/17
詩人であり、児童文学者の槙晧志の書。 本書は詩誌「詩芸術」に連載した「あなたのために詩が書けたら」のうち、「数」をめぐる章を抜き出したものである。 言葉は元来繊…
2011/12/13
ウェールズ生まれの作家、エッセイスト、アウトドアのナチュラリストであり、自称「ウェールズ系日本人」でありハンターであるC.W.ニコルの旅行記。いや、本書は冒険記…
小説・エッセイ
2011/12/11
ナチュラリストであるC.W.ニコルが冒険や生き方について語りつくしたエッセイ。 著者は幼少の頃から、2つの夢を持っていた。ひとつは北極探検家になること。そしてもう…
2011/12/11
「内閣総理大臣織田信長」を描いた志野靖史の政治漫画。 戦後のポツダム宣言受諾から、憲法改正、講和独立、保守合同、安保闘争、高度成長、学園紛争、列島改造を実在の政…
マンガ
2011/12/8
日本旅行作家協会評議員であり、「ヨーロッパ鉄道旅行の魅力」などを執筆した野田隆の著作。 著者が日本国内の路線を旅した記録を綴った鉄道旅行記である。春の旅など、四…
2011/12/4
本書は60年代から70年代のドイツの車メーカーが開発、販売した車を紹介、解説したものである。 今回取り上げられているドイツメーカーはフォルクスワーゲン、オペル、ビッ…
2011/12/4
作者は写真家でカメラ評論家でもある田中長徳。現代のカメラ機械学として認識されている「好ましい理想のカメラ」とは? その原型はドイツにある。 写真機が発明された19…
2011/12/1
歴史大作を幾多も作ってきたマンガ家、里中満智子の作品。 舞台は奈良時代。主人公は阿倍内親王。阿倍内親王の父は聖武天皇、母は光明皇后。歴史的に阿倍内親王は立太子し…
マンガ
2011/11/29
日本のプロレス、格闘技界に最も大きな影響を与えたひとり、プロレスラー「アントニオ猪木」こと猪木寛至。 彼のマスコミへの言葉、また自伝等に記された発言を集めた本。…
プロレス
2011/11/21
原作水谷潤、藤宮幸弘画による株入門講座。 書籍カテゴリーはビジネスだが、読んでみて、正直驚いた。確かに日本で一番おもしろい株入門講座である。株のわかりやすい説明…
マンガ
2011/11/15
石ノ森章太郎が葛飾北斎の生涯を描いた作品。 葛飾北斎は御存知「富嶽三十六景」や「北斎漫画」などを描いた江戸時代後期の浮世絵師。そして石ノ森章太郎も日本が世界に誇…
マンガ
2011/11/14
ゲーム会社などを設立し、実業家でもあるマンガ家、宮川総一郎の作品。 本作は、1980年代にビジネスジャンプで連載されていた。まだバブル崩壊前である。 証券会社山興証…
マンガ
2011/11/8
本書によれば、サッカーとは世界的に珍しい呼びかたであり、世界的にはフットボールの呼称のほうが通りやすいそうである。この作品は、そのサッカーについて、素朴な疑問…
2011/11/4
地図、地理に関して、楽しく遊びながら、お勉強してしまおうと銘打たれた、新しいタイプのクイズ本。 不思議な地形や道路、気候、歴史、ユニークな名所などアッと驚く事実…
2011/10/29
法廷のルポルタージュで広く知られるノンフィクション作家、佐木隆三の小説。 佐木隆三はこの作品で直木賞を受賞した。 小説の舞台は昭和30年代の日本。女性や老人を含む5…
2011/10/20
所属した新聞社ではエース記者であり、ジャーナリスト、ノンフィクション作家である本田靖春の本。 本著は「週刊現代」の昭和50年新年号から連載された「世界点点」の第一…
2011/10/15
新潟大学大学院教授で予防医療についての研究、教育、診療を行なっている岡田正彦の著。 著者は遺伝子ビジネスの実態を冷静に分析し、人間が遺伝子に手を加えることの危険…
2011/10/11
著者は「ニッポン監獄事情」「代用監獄33人の証言」などがあるフリーのジャーナリスト佐藤友之。本作では21世紀の日本の司法制度改革の是非を検討している。 裁判とは主張…
2011/10/7
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