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エンデのメモ箱

エンデのメモ箱

エンデのメモ箱

作家
ミヒャエル・エンデ
Michael Ende
田村 都志夫
出版社
岩波書店
発売日
1996-09-26
ISBN
9784000002127
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エンデのメモ箱 / 感想・レビュー

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Gotoran

非常に興味深々で読めた。エンデが創作のために残した膨大なメモや書付を整理・集大成した本書(113の長・短編)。特に印象に残ったのは、児童文学を主題にした日本での講演録の「永遠に幼きものについてー国際児童図書評議会東京会議での講演」、生い立ちを綴った「祖母は中国庭園にすわり、泣いているーわたしの終戦体験記」、子供からの質問に答える形で『モモ」の執筆方法を語った「子どもたちの質問時間」。本書の原著は、エンデの最期の作品だったとのこと。

2014/05/12

テツ

エンデが物語を創り上げるために思考を纏めたメモ書き。思想信条やこの世界の在り方への憂い。そして自らが構築する物語へのひたむきな姿勢。ひたすらに真面目な方だったんだなという印象。勿論エンデとは立場も職業も異なるけれど、このくらい真剣に自分自身と自分を取り巻く世界について深く考えることもたまには必要だと思いました。久々にモモを読み返そう。

2021/05/17

二戸・カルピンチョ

精神世界とか現実とかファンタジーとか科学者とか幽霊とか戦争とか!あー!もう!難しいこと言わないで!別にそんなのこだわりませんから。あなたのお話は、私の中で現実ですって。

2017/03/30

吟遊

エンデの遺稿でもある、たくさんの作家メモ。まとまった文章を読むとエンデの世界観がぎゅっと詰まっているのがわかる。

2018/08/26

Tomoko.H

「はてしない物語」「モモ」私にとって大切な本の作者の思考が一部なりとも知ることができ、有意義な一冊。創造することにも、思索することにも、本当に真剣に取り組んだ人だったのだな。画家である父についてと、戦争体験、東京での講演、友人への手紙を通じて表される芸術観は特に印象的だった。

2014/09/17

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