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オリーブの森で語りあう: ファンタジー・文化・政治

オリーブの森で語りあう: ファンタジー・文化・政治

オリーブの森で語りあう: ファンタジー・文化・政治

作家
ミヒャエル・エンデ
E.エプラー
H.テヒル
Michael Ende
丘沢 静也
出版社
岩波書店
発売日
1984-04-18
ISBN
9784000002318
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オリーブの森で語りあう: ファンタジー・文化・政治 / 感想・レビュー

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おたま

作家(エンデ)、政治家(エプラー)、演劇人(テヒル)の三者が2日間にわたって語り合った。対話は1982年に行われている。すでに40年も前のことになる。だが、語られている内容は、現代にもそのまま通じることが多い。政治、社会、文化、小説、演劇、ライフスタイル等について、自説を戦わせる。三者に共通するのは、我々には明るいユートピアを描くことができなくなっていること。それを描き出し、現在の在り方を越えていくためには、ファンタジー=想像力が必要だということ。今現在でも通用するし、それだけ変わっていないということか?

2021/10/17

shou

文学者と政治家と演劇者が「ポジティブなユートピアが欠けている」をテーマに対談。政治経済の話には特に時代色が色濃い。『芸術や文学で大切なのは美だ。「理解」すべきものなんてない。あるのはもっとも全体的な意味で「何かを体験する」ということだ』

2015/01/10

iwri

4回目くらい?エンデの主要な対談の中でおそらく一番古い対談。特徴的なのは、政治家のエプラーが鼎談の相手であるという点だと思う。ある意味で、一番「政治的テーマ」を扱った対談。同時に、エンデが強調する「ポジティブなユートピア」について、かなり詳しく語られている。30年前の鼎談にも関わらず、細かい文化的・政治的差異を別にすれば、現在日本で行われているかなり先進的な政治的議論とほぼ同じことがここで語られていると思う。その意味で、その古さにも関わらず、非常に現代的な鼎談である。

2011/12/05

yuki

今読んでもまったく古さを感じない先見性に驚きました。人間を貴重な存在にさせているのは創造力であるという指摘に励まされました。

2018/04/19

らんどっく

学生時代にひとつ未来への希望を見せてくれた本

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