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満月の夜の伝説

満月の夜の伝説

満月の夜の伝説

作家
ミヒャエル・エンデ
ビネッテ・シュレーダー
佐藤真理子
出版社
岩波書店
発売日
1994-12-09
ISBN
9784000021487
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満月の夜の伝説 / 感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 おとなの絵本 月舟書房

人の世に絶望し、隠者になって神の声を待ち続ける老人。悪事を尽くし逃亡の末隠者が住む洞窟に辿り着いた盗賊。孤独な魂は響き合い、穏やかな日々が静かに過ぎていく。やがて、隠者の心に待ち望んだ《天の声》が届くようになる。しかし《声》を聴くようになって、なぜか谷に血なまぐさい雰囲気が漂い始める。そして、ついに天の使者が姿を現した満月の夜……。ミヒャエル・エンデ×ビネッテ・シュレーダーの幻想的な物語。人はどんな状況からでも、誰からでも学ぶことができる。

2015/09/06

優希

エンデの絵本ということで手にしました。大人向けです。美しくも不気味な絵の数々に添えられた物語が独特で物語と呼応しているようでした。世を捨てた隠者と自分を誤摩化せない盗賊が出会います。月の光に狂わされた隠者を助ける盗賊、盗賊に悔い改めを諭す隠者。敬虔な心、正直で真っ直ぐな目。2人は今後助け合いながら時を共にしていくのでしょうか。幻想の世界へ導かれました。

2015/11/03

めしいらず

いつの時代も人の心はうたかた。今考える真実が、未来も変わらずそうあり続けるとは限らない。真実を見極めたく知識を欲する者は、その積み重ねの先で虚無に至る。縋りたいよすがをなくした絶望は、人を成長させるきっかけ。それを糧に自分の足で一歩一歩を刻むことが大切。真実とは、書物を繙くのではなく、その時々の心に従った行動とその経験から、少しずつ心得ていくもの。ただし、それは百人百様の道筋と解答がある。一方通行な関係では己を見誤る。互いが教え教わることで人は変わっていく。月の淡い光と色濃い闇を捉えた挿絵の美しさたるや。

2015/09/07

らぱん

洞穴で暮らす隠者と世を忍ぶ盗賊。文字数が多い絵本でおよそ子供向けではない。絵には幻想的というのか独特の味わいがあり好ましい。世間や人間に絶望した二人が出会って始まる説話だ。細かい設定は西洋風だが、なんかインドっぽいなぁと思いつつ読み進めると、展開が読めてことごとく当たる。最後まで読んでどうも自分の知っている話だと思い、調べてみると元ネタがあるようだ。 この作品は1989年に朝日新聞に連載されたものでエンデが子どものころに親しんだインドの民話を翻案したらしい。いい話だったけれど純粋に楽しめずに残念だった。

2020/07/12

小夜風

【図書館】エンデ作、シュレーダー絵の大人の絵本。難しい言葉がたくさん使われているので絵本というよりは文学作品を読んだようですが、絵も本当に美しく、うっとりとゆっくり味わいました。手元に置きたい素敵な一冊♪

2015/08/12

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