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ありのすさび

ありのすさび

ありのすさび

作家
佐藤正午
出版社
岩波書店
発売日
2001-01-26
ISBN
9784000024891
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ありのすさび / 感想・レビュー

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アルパカ

「豚を盗む」に続いて読みました。猫の話が良かった。とてもロマンティックで人に対する目線がやさしいので読んでいて心穏やかになります。かといって全く毒がないというわけではない・・・。気になるタイトルの意味「ありのすさび」(在りの遊び)・・あるに任せて特に気にせずにいること。生きているのに慣れて、なおざりにすること。

2018/03/31

じゅん・・・

猫とコーヒー好きなんですね。共通点あり。

2013/08/17

四面楚歌

エッセイと小説を併読していると、小説読んでるときにいつも頭の片隅に佐藤正午さんがいる?現象が起こっている。ほかのエッセイも読みたくなった。「豚を盗む」とか「象を洗う」とか、今すぐ読みたいのは「正午派」かな。

2021/12/12

shizuka

ページをめくるのが楽しくてたまらない。佐藤正午を知って、まだ日は浅い。エッセイの中で作者が、野呂邦暢の文体に惚れるという意味で「同棲のあげくに結婚寸前まで行った仲」とあるが、私はまだまだ、恋の始まりかけで、熱っぽく始末の悪い状態だ。世に出ている小説・エッセイはたくさんある。片っ端から読み込んで、同棲まで持ち込みたい!

2016/09/03

Voodoo Kami

野呂さんに言及した文章が二つ入っていました。「作家の文体に惚れるという意味で比喩を大げさに用いれば、僕は野呂邦暢とは同棲のあげく結婚寸前まで行った仲」の佐藤正午の本を私は今回初めて読んだので、かつて野呂さんの文章にエッセイから入ったように、佐藤さんにもエッセイから入ることになりました。1989年から2000年までに書かれたものということで、通信環境は今とは隔世の感があります。隣の隣の市にお住まいという似たような天気の下で毎日暮らしている親しさが湧いたので、これから『鳩の撃退法』も読んでみることにします。

2016/04/05

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