とり戻そう東京の水と池 (岩波ブックレット NO. 167)
とり戻そう東京の水と池 (岩波ブックレット NO. 167) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2016年937冊め。昭和61年、上野の不忍池の地下に巨大駐車場を建設しようとする計画が立ち上がった。一旦池の水を抜き、駐車場工事の後に人工的に池を作るという話だったようだが、車社会故に「お客を呼ぶには駐車場がなければ」という短絡的な発想だ。結果的に市民運動により計画は頓挫するのだが、その頃の市民の活動と自然保護運動の記録。
2016/10/31
バニラ風味
昭和62年。上野・不忍池の地下に駐車場を作るという計画があったなんて、知りませんでした。この計画は、池を、自然を守りたい人達の反対にあい、中止になりました。「大切な資源である水、水源、川などをもっとよく知り、守っていこう」と活動する都内の団体の動きを紹介した冊子が本誌です。荒川、野川、隅田川に関する団体の活動も紹介されていて、とても勉強になりました。自然が破壊されてしまうと、もう元には戻りません。何事も、より良い形で未来へとつなげていくためには、過去を知り、人と人とのつながりを強くすることが必要ですね。
2014/06/27
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