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だれのための仕事: 労働VS余暇を超えて (21世紀問題群ブックス 9)

だれのための仕事: 労働VS余暇を超えて (21世紀問題群ブックス 9)

だれのための仕事: 労働VS余暇を超えて (21世紀問題群ブックス 9)

作家
鷲田清一
出版社
岩波書店
発売日
1996-03-16
ISBN
9784000044295
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だれのための仕事: 労働VS余暇を超えて (21世紀問題群ブックス 9) / 感想・レビュー

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mitei

すこしカタカナ言葉が多かったが、そもそも労働と余暇で対立するという構造自体が近代社会なのだということがわかった。

2016/07/01

魚京童!

分かりやすい鷲田は鷲田じゃないと思う。ヘンチクリンな文章で常に現代文の番人を務めていてほしい。昔はわかりやすかったし、気鋭だったんだな。感慨に耽ってしまうなんて…。やっぱり大学教授は違う。わかりやすいことをむずかしく、むずかしいことはおしえない。

2018/06/02

白義

哲学的な仕事論で、労働だけじゃなく、それと対をなす余暇との絡み合いから、人間存在、仕事の意味を探っている。まず現代を前のめり、前傾姿勢の時代と捉えて、労働も余暇もそうしたシステムを循環させる、機械的行為の側面を指摘される。その最中、やりがいや流行、モードをお得意の現象学的な目線で分かりやすく、感覚的に紐解いている。そうして現代の労働、余暇に追われる人間を、違う側面から、家事とボランティアを焦点にして語っていくわけだ。最後はいつもの私・他者論になるが、他者とともに開かれていくことに仕事の本質を見る

2011/09/02

塩屋貴之

うわ、感想書くの難しいほうから登録しちゃった。えっと、そもそも、大学という時間が何のためにあるんだろう、就活の切迫に苦しまなくてはいけないのか、と思って「時間と労働と充実」を考えたくて本書を開いた。細かいつながりはわからなくなったけど、大掴みできたのは、この苦しみの多くが「近代的時間意識」によるものであることだ。前のめりの、目的論的な認識、直線的な意識運動、そういうものは「今」をおろそかにしている。充実にもいろいろある。焦ってはいけない。いまの中にずずっと潜っていく先にどうじに何ものかと出会う道がある

2012/01/04

Chimatan

今から20年近くも前に書かれたとは信じられない。

2011/08/01

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