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しっかり母さんとぐうたら息子の人生論 (岩波ブックレット (No.47))

しっかり母さんとぐうたら息子の人生論 (岩波ブックレット (No.47))

しっかり母さんとぐうたら息子の人生論 (岩波ブックレット (No.47))

作家
沢村貞子
植木 等
出版社
岩波書店
発売日
1985-07-19
ISBN
9784000049870
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しっかり母さんとぐうたら息子の人生論 (岩波ブックレット (No.47)) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

2018年451冊め。親子役で共演が多かった二人の対談。興味深かったのは沢村貞子が「芸能界は男女平等だと思っていたが、年をとってみると違うとわかった。年配の男性には警察署長だの会社会長だのと主人公を励ますような役があるが、ばあさん役は家でご飯を食べているだけ」というのには、その前に明治生まれの女性らしい考えが書かれていただけあって面白く読んだ。植木等がお寺の子で、戦争に反対した父親が特高に逮捕されたため小学生の頃から袈裟を着て葬式を上げていたというのにも驚きである。

2018/08/06

ネギっ子gen

【発掘本】岩波ブックレット。「スーダラ節」で一世を風靡した植木等の父親は、非戦で有名な住職・植木徹誠。冒頭、檀家のところに召集令状が来た時、時勢に逆らって「戦争というのは集団殺人だ。君はその片棒担ぎに行くんだから、相手を殺しちゃいかん。君もまわりをよく見て、ここなら弾がきそうもないなというところへずっと隠れていろ。それでかならず生きて帰ってくるんだぞ、死んじゃだめだぞ」と言ったために、特高に呼ばれ投獄されたことを紹介。戦後の代表的喜劇人の父親が、このような方であったということを、多くの方に知って貰えれば。

2020/02/04

この二人、母と息子役でそんなに共演していたとは! 剛胆な沢村さん、繊細な植木さん、でも二人とも誠実で真っ当で、昔気質の美点を多々持っている。二人の親である人々も魅力的。読んでいると背筋が伸びて来るような、それでいて頭を垂れずにはいられないような気持ちになる。もっともっと、二人(だけではなくこの世代の人々)の話を訊いておきたかった。

2011/06/15

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