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五重塔 (ワイド版岩波文庫 199)

五重塔 (ワイド版岩波文庫 199)

五重塔 (ワイド版岩波文庫 199)

作家
幸田露伴
出版社
岩波書店
発売日
2001-10-26
ISBN
9784000071994
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五重塔 (ワイド版岩波文庫 199) / 感想・レビュー

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ちあき

文学史には必ず登場する作品。主人公十兵衛の不器用な性格、というか妥協のできなさ加減がぶっとんでいる。子どものころ雑誌で読んだあらすじは偉人伝的な「志」を強調していたような記憶があるけれど、これはそんなものじゃない。妄執に近い。そこのところが文体ともども非常におもしろかった。樋口一葉を読んだときと同様、雅俗折衷体の読みづらさは文体そのものじゃなくて、むしろ身のまわりの事物(衣食住に関する名詞)でなじみのないものが多いからじゃないのかな、なんてことを思った。

2009/04/22

左脳

五七、または七五のリヅムに乗って読む。そうしないと読めなかった。

2008/08/20

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