いつも香港を見つめて: 往復書簡
いつも香港を見つめて: 往復書簡 / 感想・レビュー
しんい
日本側?著者の四方田さんは著書150冊の著名な方のようだが、失礼ながら今回始めて読む。比較文化論の学者さんのようだが、多才な方。詩人らしい也斯さんも、香港の大学の先生で、もう壮年だったため大学の事務仕事(学内政治)に音を上げているのがよく伝わってきた。香港がいまの状況になって、その端緒は2000年代にすでにあったのだよな、ということも感じた。
2021/11/14
鬼山とんぼ
2008年刊。演劇・映画評論をメインとして現代作品と古典のクロスオーバー感を重視する、日本と香港の評論家による往復書簡の形式をとっているが、お互いに先人たちに対する敬意や哀悼の表明になったり文化時評になったり、一種の文芸紀行文というか、一口に言い表せない作品となっている。同言語同士だったら対談の形式になっていただろうが、この二人とも、ポップな作品を綿密に追いかけているくせに、見落とされがちな古典や中小国の作品を拾い上げるのにも命を懸けている奇特な御仁なので、むしろこの形式の方が読者は焦点を合わせやすい。
2020/11/15
ori
話題は香港だけでなく韓国や外国の話だったりと様々。それにしてももはや懐かしいと感じてしまう、ここで書かれてることが。2008年出版だけど今読むと、現在の日本と香港それぞれが抱えてる問題はもうこの時に芽が出てるんだなあと気づく。
2021/06/17
takao
ふむ
2018/01/27
hajime_china
東京、香港いずれも僕の憧れの町。住みたい町。僕にとっての魅力は、どこまでも変貌する都市の中に息づく人間臭さか。。。「TOKYO」「Hong Kong」響きもいい。(最近、ブラタモリを見ていてもそう思う)
2012/02/03
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