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生きたことば、動くこころ――河合隼雄語録

生きたことば、動くこころ――河合隼雄語録

生きたことば、動くこころ――河合隼雄語録

作家
河合隼雄
河合俊雄
出版社
岩波書店
発売日
2010-08-28
ISBN
9784000221818
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生きたことば、動くこころ――河合隼雄語録 / 感想・レビュー

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Gotoran

京都大学臨床心理学研究室での事例検討会での河合先生のコメントを当時の院生山田(旧姓藤尾)真理子さんがノートに纏めたものがオリジナル、そのコピーが『河合隼雄語録』として広まっていたと、河合先生が定年退官時にワープロ化され希望者に配付されたとも、最終的には、河合先生逝去後の2009年に追悼の思いが込められて他の書籍とともに発刊されたと云う。河合先生の考え方・在り方に直に接することができる貴重な記録。河合先生のカウンセリングに対する心構えや考え方が伝わってきた。カウンセリング興味のある方、向きの書籍。

2018/06/30

てんちゃん

著者が京都大学の臨床心理学教室で事例検討会を行っていた際のコメントを生徒がノートにしたためており、コピーされ著者没後に生徒の間で読み継がれていたもの。よって、詳細不明のケースについてのコメントが唐突にのせられているので、一般人にはかなり読みづらい。しかし、巻末の解説を読むと、「そう読むのかぁ」とかなり響くものがあった。やっぱり河合先生はセラピスト以上に人として大変に魅力的。

2019/05/16

壱萬弐仟縁冊

クライアントに本を勧める。知的に高くてノーマルに近い人たちにはね、本を読んでもらうのも非常にいいことだと思いますよ(13頁)。本を読むのは、心理学のクライアントにとってもC.ロジャースの非指示的カウンセリングのように、自らの力で解決策を開拓する意味もあるのかもしれない。上げ膳据え膳ではない、カウンセリングのカウンセラーとの匙加減が必要か。親父とおふくろが勝手に生みやがって、しかも自分を拒否して・・・(26頁)というのは、心の闇か病みか? 誰もが破れかぶれになるとそうなるのかもしれないが。 

2014/06/30

islet ☮

表題は一般読者を考慮し後付けされたものらしい、チョット野暮な印象。元は京大の臨床心理学での事例検討会における氏のテープおこしをまとめたノートで。研究室で回りオリエンの教材になり学外にまで出るようになった伝説のエビデンス語録。各事例の詳しい概要は不明でコメのみ切り取られてるにも関わらず、日頃の臨床に照らし様々な糸口があり実践たらしめる本だ。極限から出てきた言葉の生々しさが鋭く切実で深く刺さる。不安も心の揺れも畏れも生きる為には重要な鍵。氏の人と対峙する強いムーブにヘドロのような澱を一掃される。

2020/05/29

たりらりらん

河合先生の言葉を集めた一冊。一つ一つ具体的な事例がない中で、これだけ他の人にも適するような言葉を発していたのだな、と考えると先生の偉大さが偲ばれる。セラピストはその人の悲しみというものをよりよく理解するために、想像力を逞しくして、その人と同じ視点になって悩まなければいけない、とある。これは、「自分がこの人になったら」という視点を超えて、「完全にこの人の立場になる」という領域に達さなければいけないということでもある。悩みに対するヒントがたくさんこめられている。

2011/01/14

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