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子どもが見ている背中―良心と抵抗の教育

子どもが見ている背中―良心と抵抗の教育

子どもが見ている背中―良心と抵抗の教育

作家
野田正彰
出版社
岩波書店
発売日
2006-10-13
ISBN
9784000228695
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子どもが見ている背中―良心と抵抗の教育 / 感想・レビュー

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katoyann

国旗国家法成立以降の学校教育現場の荒廃を精神科医の専門的知見を交えて分析した異色の書である。愛国心を育てると称し、子どもに課した「心のノート」の提出も「君が代斉唱強制」も国家権力による思想・良心の自由の侵害である。そして著者は、君が代伴奏を拒否した音楽教員への聞き取りをもとに、理不尽な権力行使により良心が踏み躙られたため、抑うつ症状を呈した例を分析する。クリスチャンの当該教師は、戦時中に君が代斉唱を拒否した韓国人牧師が拷問を受けたという歴史を知るために、良心的に拒否した。良心の侵害は差別の肯定を意味する。

2021/07/24

perLod(ピリオド)

読友さんの感想で読む気になった本。2006年著。作者は精神科医で、以前読んだ本(名前を失念)で「心理テストなんて当たりっこない、作った本人が言うんだから間違いない(意訳)」と書いてあって、信用している。 「心のノート」と河合隼雄について。元々彼についてはこの件で胡散臭い人だと思っていたが、案の定。『フロイトとユング』でも”おじさん”を発揮。まだ小此木氏の方がましだった。そしてこうした価値観の人をなぜ”リベラル”なメディアは持ち上げるのか疑問だ。→続く

2021/08/06

ERNESTO

『させられる教育』から4年後の続編。 都教委の03年「10.23通達」で、入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について、その実施指針や、実施に当たって、教職員が本通達に基づく校長の職務命令に従わない場合は、服務上の責任を問われることを、教職員に周知すること、が決められて以降、学校は生徒も教師も「自分で考え、判断し、自立した人間として生きる」場でなく、抗う教員の精神をあらゆる手を使って打ち砕き、強制にただ従うだけのディスコミュニケーションの場と化している。

2013/07/13

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