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言葉の贅肉――今日も超饒舌(よげしゃべり)

言葉の贅肉――今日も超饒舌(よげしゃべり)

言葉の贅肉――今日も超饒舌(よげしゃべり)

作家
伊奈かっぺい
出版社
岩波書店
発売日
2015-12-05
ISBN
9784000229432
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言葉の贅肉――今日も超饒舌(よげしゃべり) / 感想・レビュー

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スパシーバ@日日是決戦

[2015年] 明治以降「方言撲滅運動」が何度かあった(現在「標準語」というものは正式には存在せず「共通語」と言う)。2014年、ユネスコの調査によると全世界で6000語あるといわれる言語のうち、2500語(日本ではアイヌ語、東京都の八丈語、鹿児島県の奄美語、沖縄県の八重山語・与那国語・沖縄語・国頭語・宮古語)が消滅の危機にさらされているらしい。金田一春彦先生がおっしゃるには、津軽弁と鹿児島弁が日本のなかでもっとも難解な方言だとさ。「どさ?」「ゆさ!」「だど?」「など!」「わど?」「など!」「へば」。

2016/07/20

gtn

津軽生まれ津軽育ちの著者が、ラジオで江戸落語の粋に触れ、二十歳で初めて上野鈴本の寄席に行く。その感激はよく分かる。志ん生の登場に、爺さんだからと寄席を出ようとする無知なカップル。そいつらへの蔑視もよく分かる。

2019/07/30

ず〜みん

図書館の本で読破。大阪といえば「かんぺーちゃん」津軽といえば「かっぺーさん」だと思っているほど地元密着型のタレントさん、そして私の学校の先輩。津軽弁の難しいところは、単語が現在の標準語と違う上に耳で聞いて微妙な発音を習得しなくてはならないことの一言に尽きる。逆も然り。だからこそ話せる人は郷土愛とともに愛着があるのだと思う。私は外に出たくて標準語練習したタチだけど、かっぺーさんは落語で標準語覚えてたんだという発見。方言だとついつい話してしまう、言葉の贅肉(よげしゃべり)。少し故郷が恋しくなりました。

2018/02/10

だいきち

気が抜けない。シャレで片付けられない言葉の魔術師。頭の回転がすごいひとって、世の中にはいるもんなんだなあ。辞典監修の金田一先生も、この人には驚くだろうな。

2016/03/03

triple_port

同じ県内に住んでいても津軽弁を日常生活で口にすることも耳にすることも少ないので、読むのも 大変だった。

2021/09/29

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