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させられる教育―思考途絶する教師たち

させられる教育―思考途絶する教師たち

させられる教育―思考途絶する教師たち

作家
野田正彰
出版社
岩波書店
発売日
2002-06-12
ISBN
9784000230070
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させられる教育―思考途絶する教師たち / 感想・レビュー

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ERNESTO

99年の国旗国家法成立の元となった、広島県世羅高校・石川校長自死の背景を高教祖や部落開放同盟の文書によらず、県教委報告書を元に探られた考察が主となっている。 98年に文部省特殊教育課長から転勤してきた辰野裕一教育長は、その下に手足になって働く教委とその末端に校長がいる組織感で、教委や現場を激変させた。 卒業式でのヒノキミを実施させる為に、同和教育との整合性に悩む石川校長を、兵隊のような教師像を教員に強要するようなホウレンソウで縛りつけ、24時間監視し、電話や自宅訪問で、コーエン医師が

2013/07/12

Nobu A

先日読了の「教育委員会」から導かれた本。教育委員会の全体像を浮き彫りにしているのに対して、本著は教育の現場での個々の教師の心理状況に迫る。読んでいてこちらまで鬱になりそうになる。日の丸掲揚・君が代斉唱問題と「指導力不足教員」問題。そもそも教員経験のない文科省官僚にどれだけ教員の為の政策が出来るのか疑問に思う。上意下達に校長が強いられる夥しい数の教員判定項目に管理社会を想起。このような環境でどんな教育が可能なのだろうか。一方で、他国の国歌斉唱を見ていると、新たな国歌作成は現実的ではないのかなと素朴な疑問。

2020/11/29

おたきたお

世羅高校校長自殺事件を皮切りに、「指導力不足教員」のレッテル貼り、したい教育ができない現実。文部科学省-教育委員会の官僚性と没個性が「教育」とは独立した世界観を作っている。地方議員や解放同盟の横槍の記述も。密室でのやり取りは腐敗を生む。本書に書かれていることをもっと世間がアピールしないと、子供が腐る。

2006/01/01

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