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砂漠でみつけた一冊の絵本

砂漠でみつけた一冊の絵本

砂漠でみつけた一冊の絵本

作家
柳田邦男
出版社
岩波書店
発売日
2004-10-06
ISBN
9784000230117
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砂漠でみつけた一冊の絵本 / 感想・レビュー

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おか

柳田さんは 人間は人生で三度絵本を読む時があると言う。私は 3度目の時である。この本を読んでいると 俄然絵本を読み進める気になる*\(^o^)/* 柳田さんは 息子さんを亡くされた後 「死」というものにじっと向き合い そして 絵本という表現に行き着かれたのであろう。この本の中で 彼が惹かれた絵本をその感想とともに照会しているが 照会された絵本 そしてそれに付随する小説を読んでみたいです。所で ここに照会されているゴリラの絵本の構想、ストーリーの作者が 同級生だったのには驚いた^_^

2017/09/30

greenish 🌿

大人にとって絵本を読むこととは? 人生の体験を経た大人だからこそ発見できる絵本の読み方を解く ---ノンフィクション作家で、『ルリユールおじさん』などで知られる絵本作家・いせひでこさんのパートナーでもある柳田さん。《絵本は人生に三度》を提唱している。自分が子どもの時・子どもを育てる時・そして人生後半になってから。この本はそれぞれ《読み時》ごとに、砂漠に水が染み込むが如く、人の心へ絵本がどのように沁み渡っていくのか、実在のエピソードを交えて紹介してくれる。約100冊の沁みる絵本、できるだけ吸収していきたい。

2014/01/26

KEI

絵本は子供の為のものばかりではない。「大人こそ絵本を」というキャンペーンを続けられてきた柳田氏の絵本に対する深い思い入れを感じます。絵本が大好きな私にとってとても嬉しい本でした。頑なになったり傷ついた心を、視野狭窄になりがちな視線を、現実的になりすぎ、想像力に乏しくなった事を、そっと絵本が後押ししてくれる様に思います。今日一日で読みたい絵本がかなり増えました^ ^

2017/11/23

べすたん

朝の二時ころから続きを読み出して読了。友からの拝借本。人生には3度絵本を読み返すべきである。母親に呼んでもらい、子供に読み聞かせ、人生の後半自らの人生を思うとき絵本は重要な役割を果たす。子供のころには理解できなかったこと人生の理不尽なところや「死」という避けられない終焉と対峙し折り合いをつけるときに絵本は大切なガイドになる。フランダースの犬やスーホの白い馬などは理不尽さと死をテーマにしたといっても良い作品であることを知った。ともすれば目を背けてしまう死を子供、親、終盤で考えることが出来るのは絵本なのか。

2014/08/19

り こ む ん

大人こそ絵本を。まったくもって納得する。チッカイ頃に読んだ同じ絵本を大人になった今読む。無邪気に漠然と楽しんでた、あの頃と違い。今は、深く感銘する事が多い。宮沢賢治などは、今、読むべき物語だとつくづく思う。短い文章と絵からなる絵本、長々と書かれたややこしい表現などない、そのシンプルさと凝縮された世界は、すぅーっと静かに深く心に届く。

2014/02/08

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