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戦争と罪責

戦争と罪責

戦争と罪責

作家
野田正彰
出版社
岩波書店
発売日
1998-08-07
ISBN
9784000236065
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戦争と罪責 / 感想・レビュー

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はっせー

かなり衝撃的な本だった! この本は野田さんが元日本軍兵士の声を聞いてアジア太平洋戦争で何があったかを分析したものをまとめたものである。戦争だからしょうがない。残虐行為があっても相手も同じようなことをした。そうした一般化した考えではなく相手の顔を想像しないといけないとわかった。この本で傷つくことのできる感情になるためにはまず知ることが大事だと書いてあった。何があったのか。何をしてしまったのか。それをフラットな目で見なければならないと改めて感じた!

2019/11/26

金吾

精神科医である著者が戦時中残虐行為等を実施した戦争従事者への取材をまとめた本です。精神科医らしく罪を認識していない状態からの復帰を解説している部分は興味深かったです。

2020/04/11

とんこつ

久しぶりに感想を書くのに窮してしまうほどの衝撃を受けた著作に出会った。精神科医である著者が、日中戦争で従軍した元軍人たちへのインタビューを通し、感情を抑圧する日本の精神構造を分析した一冊。従軍者たちのあまりにも残虐な戦争行為が生々しく描かれていて、読んでいて何度も深くため息をつかずにはいられなかった。著者がここでも指摘している通り、戦時中の精神は戦後を生きる我々にも直に接続されているし、何よりも戦後日本を作ってきた人たちが戦時中の中心人物たちであることを忘れてはいけない。

2018/09/05

冬薔薇

軍医、将校、特務、憲兵だった人々の戦争体験と罪の意識を、精神医学者が関連文献と面接調査により分析した。言葉では知っている事件もリアルな告白に、今までの知識の浅さ、考えの甘さを知らされる。「なぜ感情がここまで平板化したか」を考察し、「豊かな感情の回復とは傷つく精神を取り戻すこと」それにはまず、知る、語り合う、感じることだという。中国共産党政府での戦犯裁判では死刑と無期がいなかったことに驚く。戦後十年たって彼らが帰国した時の日本の社会状況は沈黙と忘却と物質主義の世の中だった。戦後世代はその中で育った。

2014/10/28

モリー・ブラウン

本当の意味で感じる力・傷つく心を持っているか自分自身不安になる。生きていくことは自分の業を引き受け、背負って、その意味を昇華させていくべきことなのだ。傷つけられたことよりも傷つけた己の行為に気付くこと、他者と関わり合うために。

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