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ブラッカムの爆撃機

ブラッカムの爆撃機

ブラッカムの爆撃機

作家
ロバート・アトキンソン ウェストール
宮崎駿
Robert Westall
金原瑞人
出版社
岩波書店
発売日
2006-10-05
ISBN
9784000246323
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ブラッカムの爆撃機 / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

本書はちょっとかわった構成をとっていて、前後に宮崎駿の「タインマスへの旅」(前・後編)があり、「ブラッカムの爆撃機」、「チャス・マッギルの幽霊」、「ぼくを作ったもの」、そして最後にリンディ・マッキネルの「ロバート・ウェストールの生涯」が添えられる。表題作は文字通りイギリス空軍の爆撃機の物語である。語り手は爆撃機の無線士。語りはいたって具体的でリアルな部分と心霊的な部分とが混在する。1機には機長以下6人で乗り込む。知らなかったのだが、当時の爆撃機(少なくてもイギリス空軍のそれは)アルミの支柱に布張りで⇒

2023/07/20

KAZOO

どこかでアンソロジーか何かで読んだ覚えがあるのですが、この金原さんの訳、更には宮崎駿さんのカラフルな絵による物語、著者の生涯などが収められていてかなり親切な作品集でした。青少年向けの作品集なのでしょうが、大人が読んでも興味深く読め飛行機関連でということで、わたしはサン・テクジュベリの作品集を思い出しました。いい本です。

2018/10/31

榊原 香織

YA.ゴーストストーリーズ3篇 第2次大戦期。 宮崎駿が巻頭・末にマンガでウェストール愛を(チャスのイラストが素敵)。似てますね2人。 巻末に作者生涯紹介。 第2次大戦爆撃機の話は濃厚で、え、児童文学?て感じですが、クルーたち、高校生ぐらいですもんね。 良いですウェストール 濃厚なチーズみたい

2022/11/14

帽子を編みます

ウェストール大好きです。表題作、私は爆撃機に乗ったことはありませんが、それでも肌に感じます。カタカタ震えそうになる身体をくだらない言葉を繰り返しながら、命を託す仲間たちとゲラゲラ笑い、いつもの動作を繰り返すことでなんとか動かすこと。この非日常的な作業が日常であるこの毎日をなんとかしのいでいくこと。少しの文章でこの爆撃機乗りの世界に連れて行ってくれる彼の技、素晴らしいです。「ぼくを作ったもの」彼の創作のもとが描かれています。「〜生涯」彼の生涯が簡潔にまとまっています。教師として生徒を見る目、確かに感じます。

2021/12/31

星落秋風五丈原

英霊、と私達はその姿を見ていないから口にするが実際目にしたらさほど畏敬の念を抱くものではなく、本書のように悲しい生き物なのかもしれない。

2017/08/31

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