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読む力・聴く力

読む力・聴く力

読む力・聴く力

作家
河合隼雄
谷川俊太郎
立花隆
出版社
岩波書店
発売日
2006-11-07
ISBN
9784000254540
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読む力・聴く力 / 感想・レビュー

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アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

河合隼雄さんと立花隆さんの講演の後、谷川俊太郎さんの詩が何編か挟まれた後、3人の鼎談という形で「読む」こと「聴く」ことについての講演会の模様を書き起こした一冊。同じ聴くでも、河合さんのカウンセラーとして聴く聴き方と、立花さんのジャーナリストとしてのインタビューの聴き方、谷川さん詩人は世界を日常を読み、聴いている。印象的だったのは、立花さんの講演パートで、聴く=わかる、ということ。聴覚で聞いて側頭葉に入り、最後に頭頂葉で色々な感覚器官から脳に入った情報が統合されてわかるということが起こるという部分。

2015/10/29

純子

カウンセリングで人の話を聴く河合隼雄さんと研究者から話を聴く立花隆さんとでは、聴き方が全然違う。河合さんは相づちを打つ程度で聴き、けれど勝負師のように気を張って聴くのだそうだ。立花さんは相手にどんどん質問をぶつけながら相手の話を引き出すように聴く。同じ聴くという活動でも様々なんだなと興味深く読んだ。耳だけでなくこころも同時に傾けて相手の声を聴くような、穏やかで豊かなひとになりたいと思う。

2016/11/11

スズコ(根っこと翼編)

シンポジウムでのお三方の話を文章に起こした一冊。凄いサクサクと読めた。面白かったのは、ある1つのテーマに沿って科学的に突き詰める方の立花隆さんと、心理学というもっと神秘的な大きなものを捉えようとする河合さんの物事に対する捉え方、反応の違い。最終的には同じ意見にたどり着くのだけれど、パッと出たお題に対しては、それぞれ異なった反応を示している。きっと、それぞれ経験的に想定するアプローチが具体的なテーマに対するものか、そうでないのかの違いからなのだろう。

2017/09/25

ヴェルナーの日記

臨床心理学者の河合隼雄氏、ノンフィクション作家の立花隆氏、詩人の谷川俊太郎氏という異色の3人が「読む力・聴く力」について、それぞれが講演・アンソロジーの紹介とシンポジウムという形で対談している。 正しく三者三様という感じで、「読むこと」「聴くこと」に関する違いが表れていて面白い。しかし、その違いの中から共通項を見出していくところがうまいまとめ方だ。

2012/07/26

大門寺豪徳

読む、聴くも幅広い捉え方があるのだなと感じた。高校生位までは読む事も聴く事も受身な事だとずっと思っていた。高校を卒業すると少しずつだが自分の好みや世界観みたいなものが出来てきて、こちら側の自分と、作品の著者やミュージシャンの相手側とでぶつかり合うものを感じたりもしてきた。今もそういった所は少しあるが、最近は手ぶらでなにも知らない自分が相手の世界に武者修行に行くような感覚で読み、聴いている気がする。どういう姿勢で読む聴くのが良いのかは時と場合によるのだろう。生身の人間ともっと深いところで読み聴きがしたくなる

2018/04/19

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