読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

我、涙してうずくまり

我、涙してうずくまり

我、涙してうずくまり

作家
丸山健二
出版社
岩波書店
発売日
2013-01-10
ISBN
9784000257794
amazonで購入する

我、涙してうずくまり / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yumi✽.。.:*

丸山健二さんは、初めて読んだ。世間からはみ出た孤独深い男が、生死の狭間で揺らぐ、散文詩のような本。死んだ鳩を埋めたあと、自らの命の軽さと生きる辛さを辿り自死を決めた男と共に、私の背中にも羽が生えて枝から離れたのは、臨死体験した気がした。混沌たる感情と思考が、照らす日や陰る雲や、穏やかなせせらぎや吹く風に身を任せながら、整然と受け入れられていくさまが、気が付かずに自分の中に沈めていた不安や悲しみと一緒に癒されて浄化された気がした。草木や鳥や太陽や風にある命は、ささやかでありながら偉大だ。

2021/09/04

yamahiko

自己撞着の言葉の連なりの果てにソコから突き抜けた救いが用意されていました。数少ない気になる作家の一人です。

2017/01/03

おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ

この本についたレビューの悉くがあまりに素晴らしすぎて平伏。内容について知りたい方はそちらをご覧ください。さて、頻繁に涙してうずくまりまくリーヌな私は、昨夜も風呂に入った折、湯気で曇った浴室の壁にドラえもんを描いてくれと、離婚して別れた娘にせがまれたことを思い出し、シャンプーが目に沁みたわけでもないのに涙してうずくまりました。そして風呂上りにコアップガラナを飲みほして、テレビのリモコンを探すうち座布団の下から『パパとハリポッタとうんこ』と題された似顔絵を見つけて、涙してうずくまりました。現場からは以上です。

2015/10/13

かっぱ

癖があるので、最初は読むのが辛いかなと思ったけど、徐々に、引き込まれるようにして、文字を追っていた。心に傷を抱えたまま己の殻に閉じこもる冴えない孤独な40男が主人公の4編。魂の揺れ動く様をじっとみつめる作家の鋭い目を感じる。

2013/02/15

iku

かなりだめな感情が、散文詩の形で、わりとすがすがしく吐露される・・・という感じがしました。それにしても、描かれる情景や空気の臭いが魅力的です。

2013/09/19

感想・レビューをもっと見る