我、涙してうずくまり
我、涙してうずくまり / 感想・レビュー
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
この本についたレビューの悉くがあまりに素晴らしすぎて平伏。内容について知りたい方はそちらをご覧ください。さて、頻繁に涙してうずくまりまくリーヌな私は、昨夜も風呂に入った折、湯気で曇った浴室の壁にドラえもんを描いてくれと、離婚して別れた娘にせがまれたことを思い出し、シャンプーが目に沁みたわけでもないのに涙してうずくまりました。そして風呂上りにコアップガラナを飲みほして、テレビのリモコンを探すうち座布団の下から『パパとハリポッタとうんこ』と題された似顔絵を見つけて、涙してうずくまりました。現場からは以上です。
2015/10/13
yamahiko
自己撞着の言葉の連なりの果てにソコから突き抜けた救いが用意されていました。数少ない気になる作家の一人です。
2017/01/03
かっぱ
癖があるので、最初は読むのが辛いかなと思ったけど、徐々に、引き込まれるようにして、文字を追っていた。心に傷を抱えたまま己の殻に閉じこもる冴えない孤独な40男が主人公の4編。魂の揺れ動く様をじっとみつめる作家の鋭い目を感じる。
2013/02/15
iku
かなりだめな感情が、散文詩の形で、わりとすがすがしく吐露される・・・という感じがしました。それにしても、描かれる情景や空気の臭いが魅力的です。
2013/09/19
上田
最初、読みにくい文章だと思ったけど、だんだん慣れて夢中で読んだ。表現力がすごい。主人公の感情がジェットコースターのように上がったり下がったり。女の子と熊、生と死の対比が印象的だった。終わり方がとても良い。
2017/10/15
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